こんにちは。
整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。
『体は資本』
よく言いますよね。
体が元気だと気分(精神的な部分)も実は上がります。
ちなみに体が健康的だと気分の落ち込みが少なくなったり、うつ病のリスクが下がったりします。
本や論文などでも身体活動がうつ病を改善するというデータもあります。
(※全てではないのでそこは注意です。筋力トレーニングによるうつ病への介入検証では改善傾向が見られますが、参加者の10%は検証途中で脱落という結果が出ているデータもあります)
また最近だと「疲れは脳が作るもの」なども科学的に証明されてきています。
『なんだか、元気でないんだよな・・』
と最近思う人は、自分の体に目を向けてみると良いかもしれません。
これから書いていくことは単純ですが、精神的に落ち込んでいる時や元気が出ない時に、是非試してみてください。
目次
①睡眠をとる
睡眠は脳の活性化を一時的に休め、記憶の整理や疲労感の回復などをする役割があります。
睡眠時には体を回復させるホルモンである”成長ホルモン”も分泌されます。
特に入眠してから2〜3時間後に高くなる傾向があるので、睡眠時間はコマ切れではなくまとめてとるのが良いと言えるでしょう。
さらに言うなら昼寝より夜にしっかり長い時間睡眠を取ることが重要です。
これは、昼は睡眠をとっても『メラトニン』というホルモンが出づらく深い睡眠に至りにくいということが関係しています。
※メラトニン…睡眠誘発の作用のあるホルモン
また眠ることによって自律神経の乱れも正常に近づきます。
こちらは自律神経の日内変動による理由です。
人は朝起きてから昼までに自律神経の中の交感神経が徐々に高まっていき
夕方から夜になるにつれて交感神経から副交感神経へと優位性が変動していきます。
とてもシンプルな方法ですが、しっかり睡眠をとることが、体の元気を取り戻すことには必要になります。
調子が悪い時は、何も考えず一度、夜に睡眠をしっかりとってみる。
意外とそれだけで調子が戻ってることもありますよ。
②運動をする
「え?疲れてるのに運動するの?」
と思う人も多いかもしれません。しかし、軽い運動は体の回復に良い効果を出すという研究結果が数多くあるのです。
この理由は大きく二つあります。
1つ目は血流が上がり、代謝や老廃物の排泄が促されるというものがあります。人間の体は血流にのって酸素や栄養が体の隅々まで運ばれます。血流を促すことで酸素や栄養素が全身に運ばれるようになり、結果、疲労回復につながります。
2つ目は「疲労と疲労感は違う。そして疲労感は脳が感じるもの」という考えがあるからです。
例えば
『1日中パソコンをやっていて座りっぱなし』
よくありますよね?
これは違う言葉で表すと
『一日中動いていない』
とも言えます。
一日中動いていないはずなのに、体はすごく疲れた感じがしますよね。
これはあなたが感じているものは、疲労ではなく疲労感であるからです。
脳が体に酸素や栄養素が十分に供給されていないと感じると、これ以上エネルギーを使わないように「疲労感」を感じさせるのです。
※脳が疲労感を感じる理由は「体内のpHが下がったため」や、「細かい作業などによる精神的・神経的疲労」などとも言われています。
つまり
疲労⇨身体的な疲れ
疲労感⇨精神的(脳)の疲れ
そして現在、私たちが経験している疲れとは多くが『疲労感』であると言えます。
ですので、軽く運動をすることによって、体と脳に酸素と栄養素が届くようにすることが疲労感を軽減する有効な方法になります。
個人的には有酸素運動と呼ばれる、息が軽く弾む程度の低強度の運動がおすすめです。
最近は「筋力トレーニングが良い」と、そこだけが注目されがちですが、筋力トレーニングと有酸素運動は目的も違えば生理的効果(運動が人に及ぼす効果)も全く異なります。
安易に「筋力トレーニングだけやっていれば良い」と思っていてはいけませんので注意してくださいね。
有酸素運動についてはこちら
もちろん、運動とはストレッチも含まれますので、運動が苦手な人はストレッチを試してみてくださいね。
ストレッチ参考はこちら
終わりに
いかがだったでしょうか?
とても単純なことだったと思います。
しかし忙しいとどうしても睡眠時間を削ってしまったり
休日は家でゴロゴロしてしまったりしがちなのかなと思います。
ただ、この2つを意識して行うだけでも、疲労が取れて元気が出てくる人もいると思います。
是非、自分の体を大切にしてあげてくださいね。