【小学生でもわかる】肩こりはなんで起こるのか?

こんにちは。

整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。

 

肩こりって今の時代、職業病だけじゃなく国民病と言ってもいいくらい皆さん感じている人が多い症状の一つです。

 

特に日本人は骨格が小さく、肩周りの筋肉が発達していないので肩こりが起こりやすいと言われています。

そんな肩こりですが、なぜ起こるのか知っているでしょうか?

 

肩こりを良くする時にこの「なぜそもそも肩こりが起こるのか」を知っておかないと、病院や整骨院で言われた対処法などの意味や効果を理解するのがとても難しいです。

逆に肩こりの原因や発生の理由を知っておくと、先生方の言っていることが理解できて、自分に合った(自分の生活スタイルに合った)対処法を選択できたり、そもそも自分の生活を少し変えるだけで改善できたりできることもあります。

 

では、今回は『そもそも、なんで肩こりって起こるの?』というテーマで書いていこうと思います。

よかったら楽しんで楽しんで見ていってくださいね。

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 肩こりって何?

そもそも肩こりとはどんな状態を指すのでしょうか?

身近すぎてあまり言葉で説明できる人は少ないのではないでしょうか。

肩こりとは
首・肩周りの筋肉が強張り、だるさ・重さ・疲労感・ときに痛みを感じる症状のことを指します。

 

なんとなく、肩こりの状態は想像できるのではないでしょうか?

 肩こりの原因は?

肩こりの原因は主に「筋や神経への血流の不足」です。

 

血液は筋肉や神経に酸素や栄養素、体温を運ぶ重要な因子です。

この血液は多くが「毛細血管」によって筋肉や神経へ届けられます。

※毛細血管:とても細い血管。人間の血管の90%以上はこの毛細血管。

 

毛細血管は温度や自律神経、筋肉の圧迫などで簡単に形が変わり、血流量が変化します。

ですので、同じ姿勢でずっといたりすると筋肉のポンプ作用が少なくなり血流量が低下、筋肉が硬くなり低酸素状態になった状態を神経が感知して肩こり(自覚症状)が起こります。

毛細血管は体中に張り巡らされています

 血流が少なくなった筋肉で起こること

では実際、血流量が少なくなった筋肉では何が起こるのでしょうか?

 

筋肉は体を動かすために収縮と弛緩を起こしています。

肘を曲げる時には上腕二頭筋(力こぶ)が収縮して、肘を伸ばす時には上腕二頭筋(力こぶ)は弛緩します。

 

筋肉が収縮する時に”エネルギー”が必要なのは、イメージしやすいかと思います。

しかし実際には筋肉が弛緩(緩む)時にもエネルギーが必要なのです。

 

このエネルギーを作るには酸素や栄養素が必要です。

血流が低下して酸素や栄養素が筋肉に届かなくなると、エネルギーを作ることが出来なくなり、筋肉は収縮も弛緩もどっちも上手に出来なくなります。

そうすると筋肉が一定の長さから動けなくなり、筋肉が硬くなる(硬結)状態が起こります。

この状態が長く続くと、筋肉の細胞の中が低酸素状態となって、神経が興奮し痛みや重さ・だるさなどを脳に伝えることによって「肩こり」が発生するのです。

肩こりの状態では、筋肉は上手に伸び縮み出来なくなっており酸素・栄養不足の状態になっています。

 

だからマッサージなどで外側から刺激を入れて血液が通るようにしてあげると楽になるのです。

 神経はどうなっているのか?

今度は神経を見ていきましょう。

神経は血流が悪くなって長期間立つと、「域値」と呼ばれるものが低くなります。

この域値というのは痛みや感覚を感じる力の強さを指すものを言います。つまり域値が低ければ低いほど感じやすくなり、域値が高ければ高いほど感じにくい状態を指します。

 

血流が悪くなると神経の周囲に老廃物がたまり、pHが酸性に偏っていきます。酸性の環境下では神経の域値が下がり、痛みや重さ・だるさを感じやすくなります。

要は敏感になるということですね。

普段の生活で本当は痛みとして感じないものを痛いと感じるようになるので、肩こりが長く続いている人は少し動かないだけですぐに体が辛くなります。

「昔はこのくらいの時間仕事してても大丈夫だったのになぁ・・」というのはこれが理由です。

 

血流が悪い状態が長期間続くことにより、肩周りの神経周囲が酸性に傾き、神経の域値が下がることで痛みを感じやすい状態が出来上がるのです。

長期間肩こりを放置すると、神経が過敏になり、自覚症状が出やすくなります。

 肩こりの起こる理由まとめ

肩こりの起こる理由

①長時間同じ姿勢、運動不足などで筋肉のポンプ作用が少なくなり、血流が低下する。

②血流が低下した状態が長く続くと、筋肉が伸び縮み出来なくなり硬くなる。それと同時に組織が酸性に傾き神経が過敏になる。

③硬くなった筋肉はますます動かなくなり、老廃物の排出が追いつかず、酸欠・栄養不足によって痛みが生じてくる。神経も過敏になっているので痛みがすぐに出てきやすい。

これが肩こりが生じるメカニズムです。

ですので、「運動をしましょう」「筋トレ(筋肉を動かすこと)しましょう」「体を温めましょう」「ストレッチをしましょう」と言われるのはすべて『筋肉を動かして血流を回復させて細胞周囲の酸性値を改善するため』なのです。

山田
結論、肩こりには体を動かすことが最重要なのです。整体に行こうが、病院へ行こうが、整骨院に行こうが、鍼灸院に行こうが、この事実は変わりません

 終わりに

どうでしたでしょうか。

肩こりは国民病と言っていいほど身近な症状です。

しっかりとメカニズムを知って、改善の参考にしてみてください。

 

自分で運動をすること。とても大切です。

それでも取りきれない・仕事上、生活内容の改善が難しい場合、整骨院や病院・整体などのお店を”活用する”ことも視野に入れましょう。

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