こんにちは。
pirka-ピリカ-の山田です。
呼吸とは、体内に酸素を取り入れるという生理作用がありますよね。
酸素を体の中に取り入れて、二酸化炭素を体の外に排出するという作用です。
普段僕たちが何気なくしている呼吸ですが、意識して行うと、健康に良いことがたくさんあります。
やり方としては
朝と夜の2回。深呼吸を2分ゆっくりとする時間を作ってみてください。
それだけで頭がはっきりして、体の余分な力が抜けますよ。
今回は「酸素を体内に取り入れる」以外の呼吸の作用をご紹介していこうと思います。
目次
①内臓のポンピング
呼吸をするときには、横隔膜という筋肉が収縮して胸郭を陰圧にすることで肺に空気を取り込みます。
この横隔膜が下がる時に、逆に腹圧は上がり、内臓がマッサージ(以下:ポンピング)されます。
この内臓のポンピングによって内臓の血流が良くなり、内臓の機能が正常に保たれるのです。
特に肝臓などは横隔膜の直下に存在しているため横隔膜の影響を大きく受けます。肝臓自体に筋肉は存在しないので、肝臓の血流循環に呼吸は重要な役割をもっています。
また肝臓は老廃物の分解や解毒作用もあるので、肝臓の循環が良くなることで、体の疲れが取れやすくなりますよ。
②脳脊髄液の循環促進
僕たちの脳と脊髄の周りには液体が存在します。
その液体を「脳脊髄液」と呼びます。
この脳脊髄液の役割としては
脳や脊髄を衝撃から守ること。
脳や脊髄の老廃物を回収すること。
脳や脊髄への物質を運搬すること。
などがあります。
この脳脊髄液は「心臓の拍動」や「体位変換」、「一次呼吸」によって循環が促されますが
特に「呼吸」が循環に大きく関わっていると言われています。
参考:脳脊髄液のダイナミクス
この脳脊髄液の循環が良くなると、脳内の老廃物が除去され、頭がはっきりしたり疲れが取れやすくなったりします。
残気の交換
呼吸の中には
☆「一回換気量」〜普段意識しないで呼吸している空気量
☆「予備吸気量」〜思いっきり息を吸った時の空気量
☆「予備呼気量」〜思いっきり息を吐いた時の空気量
☆「残気量」〜肺や気道に残る空気量
の4種類があります。
引用サイト:虎の巻 目指せ理学療法士 & 作業療法士! – 国家試験対策 –様
普通に呼吸をしているだけだと、長い間、肺の中に残っている空気量が多くなります。(空気の入れ替わりが少ない)
なので、深呼吸をしてあげることによって、肺の中の空気の入れ替えをしてあげましょう。
空気の入れ替えを行うことで新鮮な空気を肺の中に取り込むことができるのです。
終わりに
呼吸は僕たちが生きる中で自然と行なっていることです。
それは生きる上で必要であるからですが、その無意識に行なっていることに自分で意識を向けて行うことで得られるメリットはたくさんあります。
ぜひ、深呼吸をすることを日常に取り入れてみてくださいね。