【慢性疲労】なかなか疲れが抜けない時の対処法と食べると良いもの

こんにちは。

整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。

だんだんと暑くなっていきましたね。

それに加えてリモートワークが多くなってきて精神的な疲れも出てきているのではないでしょうか?

先日、リモートワークを実施している人に対しての健康意識のアンケートの記事で

「慢性疲労」

が上位に入っていました。

この慢性疲労・・・何となく聞いたことがあったり、イメージはわかるけど

実際に「慢性疲労って何?説明して?」と聞かれると難しいと思います。

今回は慢性疲労とはなにか?そして慢性疲労に対しての対処法に関して書いていこうと思います。

是非、参考にしてみてください。

 慢性疲労とは?

慢性疲労とは疲れが抜けなかったり、数日間休んでいても疲労感が残っている状態のことを指します。

人は睡眠時間を適切にとることで、大抵の場合は翌日には活動できるように睡眠中に疲労を回復させることができます。

しかし、日々のストレスや多忙により、ビジネスパーソンの中では休日に休養をとっても「疲れが取れない」「疲労感が抜けない」という人もいます。

慢性疲労は大きく二つに分けると肉体的な疲労と、精神的(神経的)な疲労の2種類が存在します。

※ネットで調べると「慢性疲労症候群(CFS)」が出てきますがこれとは別物になります。慢性疲労症候群は原因不明な疲労感が6ヶ月以上続く状態のことを指し、疾病に含まれます。

 慢性疲労の原因

慢性疲労は多くが神経的な疲労が蓄積することで起こります。

スポーツ選手などには過度なトレーニング内容による「オーバートレーニング症候群」と呼ばれる状態がありますが、一般的にはここまでの肉体的疲労を起こすのは稀です。

ですので今回は神経的な疲労についての解説をしていきたいと思いますのでご了承ください。

 ①脳の疲れ

疲労感というのは脳で感じると言われています。

脳の中でも「眼下前頭野」と呼ばれる脳内の部分の虚血と神経活動低下がみられると疲労感が起こると言われます。

研究でも脳の局所的な虚血が起こっていることが認められています。

またニューロンのカテコールアミンの感受性低下なども起こり、神経活動の抑制がみられることも疲労感を感じる原因となると言われています。

このように体が疲れているように感じますが、実は疲労感とは脳(神経)の疲れだと言えます。

脳への血流不足、また神経自体の活動の抑制によって、なかなか抜けない疲労感や休んでもだるいといった感覚を引き起こしているのです。

疲労感の原因には他にも

・免疫系(サイトカイン)

・内分泌ホルモン(副腎皮質、成長ホルモンなど、)

も関係しているとも言われており、環境(気温や湿度)や睡眠の質と時間が大きく関わっている可能性もあります。

 ②疲労と疲労感は違う

一般的に疲労と疲労感は同じような感覚で捉えられている部分がありますが、この2つは大きく異なります。

多くの場合、疲労とは「筋肉の疲労」を指すことがほとんどです。

運動によって筋肉に含まれる筋グリコーゲンが枯渇し、筋肉に力が入らない状態になります。

これが運動やスポーツをした際に感じる疲労です。

例えば、マラソンなどで体力を使い切って動けなくなるのとかですね。

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また、疲労でよく言われるのは「乳酸がたまる」という言葉。

しかし血中乳酸濃度は運動後、代謝され、約一時間で運動前の血中乳酸濃度に戻ることが研究で証明されています。

なので、乳酸が残って疲れが取れない(疲労感が残る)というのはあり得ないのです。

つまり大きく解釈すると

疲労とは筋肉の筋グリコーゲンや神経伝達物質の枯渇が原因で一過性であり

疲労感とは脳で感じるものであり、局所的な脳虚血や神経活動の抑制によって起こるものである

と言えるのです。

 慢性疲労の対処法は?

 ①血流を良くする

疲労感をとるためには脳への血流を良くすることが対処方法の一つです。

特に心臓から脳へ血液を送るのは内頸動脈と呼ばれ、首を通っています。

ですので、首回りの筋肉を解したり、動かしたり、温めたりすることが効果的です。

肩こりなどがあると疲労感が抜けにくいと言えます。肩こりのある方が是非、肩こり対策をしてあげることで慢性疲労から抜け出すことができるかもしれないので、参考にしてみてください。

 ②全身運動をする

ランニングや強度の高いスポーツ(ジャンプを含むものがオススメ)を行うことも疲労感の回復に役立ちます。

これを聞くと逆に疲れてしまいそうな気がしますが、運動強度の高い運動をすることで、体の回復に必要な成長ホルモンやテストステロンが体の中で作られやすくなります。

なので、自分の好きなスポーツなどがあれば、久しぶりに思いっきり楽しんでみてはどうでしょうか?

尚、長時間の運動は疲労感を蓄積しやすいので、時間には注意をしてくださいね(1〜2時間ほどが良いかと思います)

 ③睡眠(ゴールデンタイムの睡眠)自律神経のサイクルとホルモン

3つ目は睡眠です。

特に成長ホルモンが活性化する22〜2時には睡眠に入っていることが望ましいです。

成長ホルモンは体の回復にとても重要なホルモンになります。

また、睡眠をしっかりとることによって、脳内にある老廃物が除去されることが研究で認められています。

つまり、脳で感じる疲労感の除去に対して、睡眠というのは重要な行動の一つになるのです。

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 東洋医学から考える慢性疲労への対処法

西洋医学(現代医学)とは違う観点から慢性疲労を考えてみたいと思います。

慢性疲労を東洋医学で考えると

・肝

・腎

が弱っていると考えることができます。

肝は”血”と関わり

腎は”精(生命力)”と関わると言われています。

この2つが弱ってしまうと慢性疲労のような症状が出てくる可能性があるのです。

 血と精を補う食べ物

血や精を補う食べ物としては下記のような食べ物があります。

なつめ(ドライフルーツ)

黒豆、ひじき(黒いもの)

鶏肉

もちろん、これだけを食べれば良いというわけではありません。

しっかりバランスの取れた食事の中に、上記のような食べ物を加えて、良く噛んで食べてみてください。

よかったら参考にしてみてくださいね。