こんにちは。
整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。
今回は独立開業を目指している人たちに向けて記事を書いていこうと思います。
柔道整復師、理学療法士、作業療法士、セラピスト。
施術家やはお金をもらうのが苦手な人が多い業種だと思います。
基本的にどこかを痛めた人が患者さん(お客さん)として来られるので、もしかしたら慈善活動のような感覚が強いのかもしれません。
誰でも平等に受け入れて、なるべく金銭的負担も少なく、施術を提供したい。
自分の体は後回しにしてでも、患者さんの力になりたい。
そんな人が多い業種です。
しかし、その考え方だと、普通の人は長続きしません。
どこかのタイミングで体を壊したり、金銭的な圧迫で動けなくなったりしてしまうことが多いでしょう。
もちろん僕も含めてですが、お金を貰わずに生活はできません。
整骨院を経営するなら、テナント代や材料代、通信費やベッド代、医療機器類のレンタル代など、多くのランニングコストがかかります。
ボランティアで生きていけるのは、資産をもともと持っている一部の裕福な人たちだけです。
今回は前置きが長くなってしまいましたが
『価値を提供したらちゃんとお金はもらおうね』という内容を書いていこうと思います。
今回の記事でわかること
・無料でやってなにが悪いの?ってこと
・お金をもらう意味
↓こちらの記事もぜひ合わせてお読みください。
では、書いていきますね。
目次
無料で行うことでのデメリット
結論から言います。
無料は
「初回」と「イベント時」以外はあまり良くありません。
(意図的に作るのであれば別ですが)
この良くないというのは、施術家にとっても、相手(患者さん)にとっても。どちらにも良くないという意味です。
まずは施術家側ですが大きく4つ挙げられます。
1、収入がゼロ
2、継続の難易度が高い
3、責任の所在が不明
4、自分の価値の低下
1、収入がゼロ
これはそのままの意味ですが、無料で行うと収入がありません。
いわゆるタダ働きです。
始めに言った通り、初回やイベント時などの一時期だけなら良いのですが、継続的になると、施術家自身が疲弊していきます。
施術家は体を使って仕事をするので、この疲弊は痛手です。
パフォーマンスはもちろん、働く意欲も落ちていきやすいです。
施術の結果も出にくくなるので患者さんにも迷惑かけます。
2、継続の難易度が高い
これは1で説明した収入の面で、無作為に無料のキャンペーンなどが定期的に入ると、経営の維持が難しくなってきます。
資金が潤沢で、余裕がある場合以外は無料は避けるべき、施策になります。
継続できないと、結局最後に困るのは通っている患者さんなのを忘れないようにしましょう。
3、責任の所在が不明
無料で施術を行うと、その施術にかかる責任がひどく軽くなります。
つまり、施術に対する責任が軽くなるので、結果を軽視しやすくなります。
目的のない施術は時間の無駄遣いなのかなと思ってしまいます。
受ける患者さんにも失礼ですしね。
4、自分の価値の低下
無料でやり続けたり、頻度が高いと「あなたはそのくらいの値段で施術をやってくれる人」になります。
なりますというより、そういう人として認識されてしまいます。
つまり
「あの人は安くやってくれるから通うか」
と思われるということです。
なんだか悲しいですね。
また施術家だけではなく患者さんにも良くない点があります。
それは以下の点です。
1、他人事として認識してしまう
2、続かない
お金が発生しないということは、そこには仕事としての責任が発生しないということです。
ただの口約束です。
「明日行けたら行くわ」
と同じようなものです。
残念ですが、そんな状態で患者さんは自分の体を真剣に体を良くしようとは考えません。今までの生活を改めるような努力もしません。
だって、考えたり生活を変えたりするのは大変ですから。
やらなくてもリスクもなければ責任もありません。
お金は、コミットと同じようなものです。
お金を払うということは、精神的に痛みを伴います。
しかし、お金を払った分だけ何かを持ち帰ろうとしてくれます。
人は損をしたくない生き物なのです。
結果、お金を払わずに受ける施術は患者さんのモチベーションを上げることが難しいので、本来の目的の「体を良くする」ことが達成しにくくなってしまうのです。
なので
価値(施術の効果など)を提供したら、ちゃんとお金をもらいましょう。
お金をもらうことで、施術家側も、相手側もメリットがあります。
独立とお金は切っても切れない関係
僕たち施術家は、稼がないと生活していけません。
稼げずにいると、大切な患者さんのために施術を行うこともできなくなってしまいかねません。
施術を通して価値を提供することだけではなく、しっかりとお金も受け取りましょう。
お金は信用を数値化したもの。
と言われるくらいです。
しっかりお金をいただいて、その分、さらに良い価値を還元できるように意識しましょう。
(ぼったくりはダメですよ?)
独立の前にお金をもらう経験をしておきましょうね。