【経験済】整骨院で院長になる人が知っておくと便利な知恵【苦労しないために】

こんにちは。

整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。

今回は整骨院で院長をしていた僕が『院長をする前に』

これは知っておいたほうが良いよな

と思ったことや実際に効果があったことについてお話していきたいと思います。

これから「俺(私)院長になるよ!」って方に参考になれば嬉しいです。

この記事でわかること

組織の役割

院長の役割

では書いていこうと思います。

 1、自分の仕事を他の人に渡しておくこと

これは必須なのですが

院長になる前に自分の仕事を他のスタッフに落としておきましょう。

特に書類系の仕事ですね。

もちろん最終チェックは院長がやる必要がありますが。

書類関係の仕事をスタッフに落としておく理由は『覚えれば誰にでも出来る仕事』だからです。

書類の書き方や流れ、法律、請求から入金までの流れ。業者とのやり取りなど、書類に関しての業務を自分以外のスタッフも対応できるようにしておくと、院長になった時の自分の負担が大きく減ります。

またスタッフの知識がつき対応の質が上がるので、顧客満足度(CS)の向上にも繋がります。

それに院長には院長の仕事が待っています。

事業計画やクレーム処理、院の方針、分析、社内会議

などなど。

会社や院の方向を決めたりする重要な仕事がスタッフの時と比べて、多くなります。

その分、社内の数字をより詳しく把握して分析する時間を確保する必要が出てきます。

正直、今まで抱えていた仕事もこなしながら、追加で行う時間は作るのはシンドイです。

なので誰にでもできる仕事はしっかり落としきっていきましょう。

あと、大事なのは「院長になる前に落とし込みが完遂していること」なので、自分がスタッフの時から意識して行うと良いのかなと思います。

スタッフのレベルアップにもなりますしね。

 2、スタッフのガス抜きをすること

人間誰しも、不満があったりストレスがたまる時はあります。

そして、そんな負の感情が溜まりすぎると、職場の仕事にも悪影響を及ぼす場合があります。

公私混合をしないスタッフばかりだと良いのですが、実際はそうも上手くいきません。

山田
自分で自分の機嫌を取れない人は、意外と大人でも多いんです

ですので、スタッフのガス抜きを定期的に行うことが組織を円滑にするに当たって大切になってきます。

ガス抜きは大きく2つあると良いです。

①院長が直接コミュニケーションをとるパターン

②院長を含まないコミュニケーションをとるパターン

1つ目の院長が直接コミュニケーションをとるパターンですが

これは「面談」「会議」「飲み会」などです。

心理学の中で”単純接触効果”というものが存在します。

これは会う回数によって親しさや好感度が変わるという効果です。

会う回数が多ければ多いほど、相手から好感を抱いてもらいやすくなります。

院長とのコミュニケーションをとってますよ。

この事実が大切です。

スタッフは自分のことも見て欲しいと思っている人が多いです。

ちゃんと俺(私)は、あなたのことも見ていますよ。

そのことをスタッフに伝えるために必ず、院長とのコミュニケーションの時間は作ってあげてください。

なんだか、戦略的な感じで嫌な気分になるひともいると思いますが、組織を円滑な状態にしていくためには大切なことなんです。

2つ目の院長を含まないコミュニケーションですが

これも必要になるパターンがあるので、ご紹介しておきます。

まず悲しいお知らせです。

院長はスタッフに嫌われたり、陰口を言われたりする可能性が非常に高いです。

人は外敵を作ることによってコミュニティの結束力を高める生き物です。

(敵の敵は味方みたいな考え方です)

悲しいことですが、そんな敵を作るときに、院の方針の最終決定権をもつ院長はもってこいの対象なんですよね。

なので、定期的に院長抜きの飲み会などを開くようにスタッフを促しましょう。

特に女性スタッフがいる場合は、「女子会」や「女性スタッフの愚痴を聞いてあげられるスタッフ」を、あらかじめ根回しして準備しておくと万全かなと思います。

スタッフも人間ですから、気を使ってストレスがたまる時もあります。適度にガス抜きができる環境を作るように意識してみると良いですよ。

 3、最終決断をすること

院長の仕事はなんでしょう?

それは決断を下すということです。

大きな会社では上から降りてきた指示は絶対ですが、整骨院の規模では院長の決定が院の方針や行動になることが多いかと思います。

(もちろんある適度の大きな枠組みは会社で作ることが多い)

スタッフの意見や夢を考えてあげる必要もありますが、それはそれ。これはこれです。

仕事は仕事なのです。スタッフも会社という組織に属する社員の一人です。

そして院長の仕事は院の売上をあげることです。

院のための決定を最優先しましょう。

それが前提の上でなら、個人のためになることもピックアップしてやっても良いと思います。

しかしあくまで、「院のために」を忘れないようにしましょう。

 終わりに

最後の院のための決断についてですが、これは「患者さんのため」でもあります。

売上はどれだけの患者さんに貢献したかを数字化したものです。

患者さんのためになっていない場合は継続的な売上にはなりません。

もし継続的な売上になっているのであれば、それは患者さんのためになっている証拠になります。

院長はシンドイことが多いです。

特になった直後は色々ありますし起こります。

「慣れない仕事が多い」

「前の院長と比べられる」

「プレッシャーがかかる」

・・・

本当、大変ですよ。

でも、院長になると、スタッフの時と違う嬉しさを感じることもできます。

それは院の売上が上がったり、施策が上手くいって結果がでたりしたときに、個人ではなくチームとしての達成感を感じることができることです。

これは、一スタッフでは味わえない感覚だと僕は思っています。

院長はシンドイ場合もあります。でも、嬉しいことがあったときの達成感は・・・たまらないです。

独立を考えている人は院長経験をしておいたほうが良いかなと思いますので、頑張りましょうね。

元整骨院院長が、オススメしますよ。

参考に慣れば幸いです。