『稼げるようになるためにはお金を使いなさい』は嘘【お金は使えば無くなる】

こんにちは。

整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。

よく自己啓発本などに

「稼ぐためにはまず自分がお金を使う必要がある」

「自己投資をしろ」

と書かれています。

コンサルティング業界でもよく使う言葉だと思います。

でもこの言葉には気をつけないといけない部分があります。

鵜呑みにしてお金を使ってしますと、自分の首を締めることになり、そもそもの目標が達成できないという状態になり兼ねません。

今回は独立を目指す人向けに、僕の経験談も含めて、普段お金は使わない方が良いという話をしていきたいと思います。

この記事でわかること

独立前と独立した直後はお金を使わない方が良い理由

こんな人には気をつけろ

では、どこにお金を使うのか

では、書いていきます。

参考になれば嬉しいです。

  お金は使えば使うほど減るという話

「自己投資をすれば、それが何倍にもなって返ってくる」

「お金は使うとお金の流れが良くなるから収入が増える」

そんなことはありません。

お金は使えば使うほど減ります。

10000円持っていて、7000円使えば、残りは3000円になります。

独立にはお金がかかります。

テナントを借りるお金。

器具を揃えるお金。

事業が波に乗るまでの生活費。

従業員の給料。

広告、通信費代。

その他諸々・・・。

独立する前にはある程度、纏まったお金が必要になります。

銀行や消費者金融でお金を融資してもらうという手もあるのですが、これは借金を背負うということでもあるということを忘れないでください。

手持ちのお金で始められるならそれに越したことはないのです。

特に始めは、上手くいかないことがたくさんあります。

事業が波に乗るまで半年はかかると思っておいたほうが良いでしょう。

特に柔道整復師は保険請求をかけてから入金までのタイムラグがあることを決して忘れずに。

もちろん、売り上げが立つ契約がすでにあるのであれば、お金を投資するのはありです。

あとは、無駄なお金を使わない習慣をつけるという意味でも、独立前からお金を節約したりするのは効果があるのかなと。

独立した人は、無駄なお金を使うことが少なくなる人が多いです。

なぜなら1000円稼ぐということが大変なことだとわかっているから。

ちなみに、この1000円がどのような価値があるのかをいうことを意識しないと、すぐにお金が無くなります。

※個人事業主でいうと経費という観点かもしれませんが。

独立自体に資本金というお金がかかること

独立後、安定するのに半年ほどかかるということ

独立後のお金の使い方を身につけておくということ

この3点から考えて、お金を使わないように生活することは有意義である言えます。

要するに今の収入に対して身の丈にあった支出を心がけましょうというお話です。

山田
僕ももともと整骨院で働いていましたが、普通のサラリーマンと比べて整骨院で働く人は、税金や貯蓄に対する意識と知識が薄いと思うんです。おそらく「いつかは独立開業!」という視点があるからだとは思いますが、今の自分がどのくらいお金を使っているのか、普段から意識してみるようにしましょう

 こんな人には気をつけろの話

独立前と直後に

「将来のリターンが見込める」

という理由でビジネスのお誘いがくることが多々あります。

確かに先を見据えれば悪い話ではない場合もあるのですが、現在の経済状況でその投資金額を賄えるか否かをしっかり判断するようにしましょう。

また、それが自分の目指す方向とリンクするか、今、力を注ぐべき案件であるかどうかも考えましょう。

ちなみに投資金額は流動経費(家賃や保険、ガス水道電気代などの固定費を抜いたもの)の10〜20%ほどに抑えておくことがオススメです。

もし毎月支払うような継続型の投資であれば10%程度に抑えておくと良いかもしれません。

この理由は、手元にキャッシュを残しておくためです。

投資にお金をかけすぎると手元のキャッシュが底をつく可能性があります。手元のキャッシュがないと動こうにも動けない自体が発生しかねないからです。

それに資本金も貯まりません。

「良いビジネスがあるからやりましょう。始めに〇〇円かかりますが、このくらいすぐにリターンできます」

こんな人には気をつけましょうね。

手元のお金で払える金額なら考えても良いですが、ローンなどで支払うのは体力を消耗するのでオススメしません。

手元のお金で払えない=ローンで払う場合、今のあなたの問題は「現在稼げていないこと」なのですから、未来のリターンに期待することは間違っています。

まずはある程度収入を得るところから始める必要があります。

 お金を使うところはどこ?

では、投資などはしてはいけないのでしょうか?

いえ、そんなことはありません。

特に自己投資はもっとも費用対効果が高い投資になります。

それに施術家の場合は自己投資をして常に勉強することが大切です。時代の流れは早いですから・・・。

医療の常識は有為転変(ういてんぺん)です。

次々と新しいことが発見され、今までの常識が変わることも珍しくありません。

自己投資をして常に最新の知識や情報を手に入れることは必要不可欠です。

では、お金はどこにつぎ込むと良いのでしょうか?

それは

自分の目指す目標にリンクするもの、必要であるもの

今やるべきことであるもの、今必要であるもの

です。

①本当に必要なのか?

②必要なのは今なのか?

この2点を自分へ質問して考えると良いかと思います。

人に勧められた時も、自分が欲しいと思った時も『本当かな?』と一度考えてみてください。

それで、やはり必要だ。タイミングは今だ。

となったら、お金を使いましょう。

それはあなたにとって、必要な出資のはずです。

ただ、使いすぎにはくれぐれも気をつけましょう。ローン地獄は辛いですよ?

 終わりに

お金って大切です。

個人事業主を始めてから、特に感じることの一つです。

世の中お金だけじゃないのは事実です。

でもお金も、世の中を形成しているものの一つです。

気持ちや愛”だけ”じゃ駄目ですし、お金”だけ”でも駄目です。

どちらも大切なので、どちらとも真剣に向かい合いましょう。

何か参考になれば嬉しいです。