気持ちに余裕がない時の生理学的に正しい対処法

こんにちは。

整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。

仕事が忙しい時

失敗した時

責任がのしかかってきている時

物事に追われている時

気持ちに余裕がない時は誰にでもあると思います。

今回はそんな時に試してほしいことを整体師目線でご紹介していきたいと思います。

 ①体を緩める(柔らかくする)

感情と体は密接に繋がっています。

気持ちに余裕がなくなっている状態は心に余裕がない状態でもあります。

気持ちに余裕がないと一つの思考に囚われてしまったり、自分と違う意見や行動を許容できなくなっていたり、周りの声に気づけなかったりします。

つまり思考の幅が狭くなってしまうんですね。

そうなると不思議なもので気持ちに余裕がなくなると、頭と一緒に体も固くなってしまいます。

医学的に考えると、『自律神経』『筋肉や関節などの軟部組織』は深い関係性があるので、自律神経が緊張することによって体も固くなってしまうのです。

特に何か大きな責任を負っている管理職の方や社長、幹部の方は、筋肉も固くなっていますし関節の可動域も狭くなってしまっている人がとても多いです。

気持ちに余裕がなくなることによって、自律神経が乱れ、普段は存在している関節や筋肉の”あそび”が無くなってしまうのです。

気持ちに余裕がなくなっている時期が長ければ長いほど体の柔軟性にも影響が出てきます。

その場合、逆に体の”あそび”を作ってあげることで、気持ちにも余裕を作ってあげると心にも余裕が生まれます。

理論としては、体の筋肉や関節が緩むことで血液やリンパ液の循環が良くなり、副交感神経が優位になります。

その結果、交感神経と副交感神経のバランスが取れ、自律神経を調節することができます。

つまり心を整えようとするのではなく、体から先に整えて上げることで、気持ちに余裕を持たせるのです。

その為に出来ることは、行きつけの整体に通うでも良し。湯船に浸かるでも良しです。

「気持ちに余裕が無くなってきたなー」と感じてきたら是非体を緩めることを意識してみてくださいね。

 ②普段いる場所から離れてみる

気持ちに余裕がなくなってきたら、今いる場所から離れることをしてみてください。

これはリフレッシュするという意味もあるのですが他の意味もあります。

実は人は心に余裕が無くなると視野も狭くなると言われています。

基本的に心に余裕がなくなってくると交感神経が優位にはたらき、視野が狭まります。(意識的に見ることの出来る範囲)

なので、普段自分が行くことのない遠い場所に足を運び、視野を広げることによって心に余裕を作ることを試してみてください。

行く場所のポイントは下記の3つが当てはまる場所を選んでくださいね

行く場所のポイント

屋外であること

見晴らしがいい場所であること(遮蔽物が出来るだけ少ない)

自然の光が多いこと(人口の光が少ないこと)

気持ちに余裕が無くなった時は強制的に視野が広がるような場所に足を運ぶことが大切です。

山田
論文でも「緑の多い公園を散歩するとストレス値が優位に下がる」という結果が出ています。

ストレス状態は交感神経が優位の場合が多いので、出来るだけリラックスできる環境に移動してみてくださいね

 終わりに

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

何かと忙しく、忙しない世の中です。

考えることも多くて、やることも多い。もちろんストレスだって様々な方面からかかってきます。

でもそんな中でも心(気持ち)がクッションのように柔らかく、ある程度の余裕を持てているように心がけてみてくださいね。

心と体は繋がっています。

自分の体をまずは大切にしてあげましょう。