こんにちは。
整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。
元々整骨院で働いていて、毎日、何十人もの人とお話する環境にいました。
今だから言えることですが、働き始めの頃は初診(初めての人)のクライアントさんと話すのが苦手で苦手で仕方なかったです。
でも、人って環境に順応していくんですね。
お話を重ねていくことで自分なりの打ち解け方と言いますか、お互い気持ちよくコミュニケーションがとれる方法をみつけたのでご紹介していこうと思います。
もちろん色々な人がいますので絶対これで大丈夫!!・・・とはいきませんが、人と話すのが苦手な人や初対面で何を話せばいいかわからない人の参考になれば嬉しいかなと思います。
目次
①テンプレを作る
結論からお話します。
トークが苦手な人はテンプレを作りましょう。
テンプレを作ることによって話す内容が決まってくるので流れがスムーズになります。
精神的にも楽になりますし、あの独特な空気感的(お互い手探りな感じ)にも効果的です。
僕もそうなのですが、コミュ障の人が人と話す時に何がシンドイかっていうと
「会話の間の沈黙」
が一番シンドイんです。
「あ、あの・・」
『なんですか?』
「今日、いい天気ですね」
『そうですね・・・』
「・・・」
『・・・』
こんな感じです。
胸がギュッとなりますよね。
わかる人にはわかる・・よね?
なので、初めて話す時のテンプレを作っておくといいのかなと、僕は思います。
個人的なオススメとしては
のサイクル
がお互い気持ちよくお話できるのかなと思っています。
例えば
「何かスポーツやってた?」質問
『野球やってたよ』
「そうなんだ」相槌
『そうそう』
「なんで野球始めたの?」疑問
『親が野球やっててそれで自分も始めた感じかな』
「親も野球やってたんだ?親子で野球ってなんかいいね。これ勝手なイメージなんだけど野球って、よく飯トレがすごいキツイって聞いたけどそういうのって本当にあるの?」自分の偏見
『あー・・確かにそういうのはあるかも。飯トレはうちの高校だと・・・〜〜』
みたいな感じ。
質問をした後に肯定語を入れて、その答えに関して疑問を投げて、その後に自分の解釈を入れることによって自己開示を含ませつつ、質問。そうすると相手も自分の話をしてくれる場合が多いので会話が膨らみやすくなります。
これを繰り返していくと、お互い気持ちよくお話することが出来るようになります。
ミソは「完全に聞き役にならない」ということ。
なので、間に自分の偏見(自己開示)を入れて、
「僕はこんな人ですよ。仲良くなれそうならよろしくね」
と、自分を少し前にちょい出ししてあげると良いです。
誰でも、”誰かもわからない正体不明の人”に対して、自分の話をするのは怖いですからね。
相手の言葉を肯定しつつ、質問し、たまに自己開示しながらさらに質問する。
文字にしてみると難しそうに見えますね。
始めは、普段仲のいい人と話している時に、この会話のパターンを意識しながら話して練習してみてください。
いきなり初めての人に使おうとしても中々言葉が出てこないはずですから。
やはり慣れは大事です。
②会話量の配分
会話量の配分にも気をつけてみましょう。
よく整骨院であったのは問診の際に自分が話すぎること。
これをしてしまうと相手(クライアント)は引きます。すごい引きます。
日常でも同じで、お互いの会話の量にも良い塩梅というものがあります。
それは
7:3
相手が7。自分が3です。
一時期、「よく人の話を聞かないといけないな。傾聴が大事!」と思いこみ、8:2や9:1を意識していた時もあるのですが
その場合だと、相手があまりこちらの話を聞いてくれなくなります。
逆に6:4や5:5になると、相手が何か言いたそうなことを少し言い淀んだり、打ち明けてくれなかったりすることが多い気がします。
なので相手と自分の全体の会話量としては
7:3
を意識すると良いのかと個人的には思います。
もちろん、お喋り好きなおばあちゃんもいれば、寡黙クールな少年もいるわけで、一概には言えません。
ただ
相手が言いたいことを気を遣わず言える雰囲気作りや、相手がこちらの言葉を聞いてくれる(相互コミュニケーションがとれる)関係を作るには、この比率をベースにしておくと便利なのかなと。
③基本は肯定語で
あとは基本的に「否定語」を入れない事。
でも。だって。しかし。いやいや。それは〇〇でしょ。
人は誰でも自分の言ったことを否定されれば話したくなくなりますよね。
そして、コミュニケーションが上手くいかない人は無意識に否定語を使いがちです。
意識的に肯定語を使うようにしましょう。
これを言うと
「YESマンになれってこと?」
という人が中にはいるかもしれません。
はっきり言いますが、そんなことはないです。
ただ
「そういう考えもあるよね」
「そう思ってるんだ」
で止めておきましょうね。という話。
話してもらうためには「相手が話しやすい環境」を作るのが大事です。
終わりに
どうでしたでしょうか?
この他にも心理学やセールストークなどの本で会話の勉強は出来ますので、そういった本を使っての勉強法もありだと思います。
だた実際に現場で色々な人と話してみると、本などで得た知識とは違う部分もあるので、個人的な経験から学んだコミュニケーション方法を今回はご紹介しました。
何か参考になれば嬉しいです。
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