こんにちは。
整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。
現在、日本人女性の3人に一人は便秘の症状があるらしいですよ。(男性は10人に1人)
排便は人間の生理作用の一つで、体に余分なものを体外に排出するといういたってシンプルな働きです。
便秘になると、お腹の膨れる感覚(膨満感)や、肌荒れ、腹痛などが症状として現れやすくなります。
「便秘は食物繊維の不足によって起こるので、野菜を食べましょう」
とよく言われますが、便秘の原因はそれだけではありません。
今回は悩みを抱える人が多い「便秘」についてお話ししていきたいと思います。
野菜不足以外の便秘の原因
便秘解消のために日常で出来る対処法
目次
便秘にはなぜ野菜と言われるのか?
野菜不足が便秘とどう関係あるのかをまずはお話していきます。
大半の野菜には「食物繊維」というものが多く含まれています。
この食物繊維は2種類存在します。
1、水溶性食物繊維
2、不溶性食物繊維
水溶性食物繊維は、水に溶ける食物繊維を指します。
玉ねぎや、海藻などのヌルヌル成分などがこれに当てはまります。
水溶性食物繊維は、腸内の善玉菌の餌になり、腸内細菌を活性化させるという働きがあります。
不溶性食物繊維は、水に溶けない食物繊維を指します。
キャベツやかぼちゃ、レタスなどがあります。
野菜をイメージする時に連想する食物繊維はこちらを指すことが多いです。
この不溶性食物繊維は、体には吸収されず、便として排出されます。
そして、腸内で水分を吸収して何倍にも膨れ上がるという特徴もあります。
なので不溶性食物繊維をとることで、膨らんだ食物繊維が腸壁を刺激して排便を促す効果と、腸内を移動する時に腸壁をたわしのようにこすって、綺麗にしてくれるという効果があります。
なので、便秘には食物繊維。野菜を食べろと言われるのです。
野菜不足以外の便秘の原因
では野菜以外で便秘の原因になることはどんなことがあるのでしょうか?
野菜不足以外の便秘の原因として考えられるものとして
朝食の欠食
ストレス
があります。
朝食の有無
朝食を取らない人は、取る人に比べて便秘の割合が高いようです。
朝食を取るメリットは大きく二つあります。
1、体内時計をリセットする
2、日中に向けて体温を高める
体内時計のリセット
時間栄養学の中で、朝食は重要なものとして位置付けられています。
人間は一番絶食時間の長い後に食べたものを「朝食」として認識すると言われています。
多くの場合は夜は就寝時間があるので、朝食べるものが朝食になります。
この朝食を食べることで、体内時計をリセットして、体温の日動変化を調節したり、自律神経の調整をしたりします。
体温を上げる
食事を食べると「食事誘発性熱産生」と呼ばれる反応が起こります。
これは食事を行うと、安静時でも代謝が上がるという反応です。
そして人は寝ている時が一番体温が低くなります。
つまり朝、低くなっている体温を朝食を食べることによって、高めていく。
朝食にはそのような役割もあるということです。
では、朝食と排便の関係性をまとめます。
朝食が胃の中に入ることによって、決まった時間に「胃腸反射」が起こり、排便を促します。
また体温を決まった時間にあげることによって自律神経の乱れを少なくし、排便しやすい環境を作る。
※余談
朝食をとることは賛否両論あるのですが、とにかく朝は何か(水などでも良い)胃の中に入れるという習慣をつけると良さそうです。朝食に関しては下の記事を参考にしてみてください。
ストレス
ストレスも便秘の原因になります。
これは自律神経と密接な関係があるようです。
自律神経は交感神経と副交感神経があります。
そして排便は副交感神経が優位になっていると起こりやすいと言われています。
ストレスが過度にかかると、人は交感神経が優位に働く傾向があるので、排便が抑制されやすくなります。
ですのでストレスがあるなと感じる方は、リラックスの時間を作ったり、気分転換をしてストレスを発散する必要があるといえます。
終わりに
便秘はなったからといって、すぐに体調に影響を与えるようなものではありません。
しかし長期間の便秘や繰り返す便秘は、老廃物の排出が阻害されている状態を示すため、あまり健康に良いとはいえません。
もし、便秘があるのであれば
食物繊維の摂取
朝食をとる
ストレス発散をする
などを試してみてくださいね。
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