血圧と高齢者の関係

高齢者になると血圧が高くなり、降圧剤を服用する方がとても多くいます。

最高血圧が140mmHg、最低血圧が90mmHgを超えると高血圧と診断されます。

高血圧はⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度に分類され、Ⅲ度(≧180、≧110)になると命の危険があったりします。

当然高すぎる場合は降圧剤を用いてコントロールが必要ですが、高齢者になると血圧が上がるのは実は自然な反応なんです。
※ちなみに脂質(中性脂肪)が上がるのも自然な反応です。今回は割愛。

血管は元々は弾力があり、血圧を一定にする働きを持っています。しかし年齢を重ねると血管が硬くなり、血圧が上がります。

それにプラスして心肺機能が落ちてくる(心臓が弱くなって血圧が低くなる)ので、それを補うために血管を収縮させる作用がプラスされます。

この二つが重なり合うことで、多くの高齢者は高血圧になっていきます。

ただ軽度の高血圧では薬ではなく、しっかりと運動や食事で血圧をコントロールした方がいいのかなとは個人的には思います。

なぜかというと先ほども言った通り、高齢者は血圧が上がるのが自然です。
これには理由があって、血圧が下がることによって脳にいく血液が減るのを阻止するためです。

最高血圧が160mmHg以下の高齢者に対して、15mmHg以上低下させると認知症リスクが3.1倍になるという報告もあります。(名古屋学芸大学・健康栄養研究所)

なのでお医者さんと相談ではありますが、日ごろの運動や食事見直すことがやはり大切なことなのだと思います。
参考までに。