こんにちは。
整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。
感染症の影響で接客業であるこの業界も大きく揺れました。
業界の中でも「この業界は縮小する」「非対面のサービスが主流になる」など様々な推測が流れています。
つい先日、「整体師はこれからどうなると思いますか？」と将来独立を考えている後輩にそんな質問をされたので個人的な見解ですが、答えていこうと思います。
目次
非対面サービスの台頭
この感染症の影響で非対面サービスが主流になってきました。
今まで対面で行ってきた事も大部分が非対面でのサービスに切り替わってきています。
例えばコンビニでのお会計や飲食店の配送サービスなど、完全に対面だったサービスが非対面でのサービスに変わってきています。
またネットで完結するサービスが増え、サービスが顧客の中で完結するような形に移行していく流れとなってきています。
ご時世柄ではありますが、今まで「対面でなければいけない」と思っていた事が「対面で無くても良い」とわかってきました。
これから非対面サービスが増えたり、対面サービスだったものから非対面サービスに移行する仕事も増えていく事は確実でしょう。
『ネットで済ませられるものはネットで完結』
これが通常になっていきます。
ネットで済ませられるようになる利点としてはやはりコストが安くなる部分が大きいです。例えば人件費が削減できる事、テナントなどの店舗が必要なくなる事などが挙げられます。
ですので、ネットでの事業が出来るものに関しては安価に提供できるケースが多いです。
対して対面サービスでは物理的な店舗や人材が必要な場合が多いので値段を下げる事が容易ではないケースが多いです。
最近では当たり前ではあったかもしれませんが、ネットで調べて比較して安く済むのであればネットで選んで完結させるような（リアルの店舗や人との接点が無い）購買意思決定プロセスがマーケティングにおける普通かつ重要な要因になるかと思います。
対面サービスの流れ
非対面サービスが主流となっていく流れはこれから先、どんどん進んでいくと思われます。
対面で行う必要がないものは非対面で行う事が普通。
そのような認識は一般的なものになっていくでしょう。
つまり対面でのサービスは「対面でしか行う事が出来ない事」になっていきます。
対面でしか出来ない。もしくは対面でのサービスによって質の向上が見込めるものの２つが残っていきます。
ですので対面サービスでは非対面サービスでは難しい「質」というものが大切になっていくと考えています。
「大量生産・大量消費」の時代が終わって「コンテンツ」の時代がありました。
そして「コンテンツ」の次に来るのは「体験とパーソナライズ」なのかなと感じています。
「大衆的」より「パーソナル」なものが選ばれ、「物」より「共感や体験」などの精神的な部分が大切になっていくのではないでしょうか。（特に個人事業主の規模だと顕著に表れると思っています）
より、顧客に寄り添ったサービスや他では味わえない凝った体験が出来る環境などを提供していけるように考えていく必要があるかもしれませんね。
整体院や接骨院はどうなるか
整体院や接骨院は訪れる人数は少なくなっていく可能性はあります。
しかし、人の手でしかできない事も多い為、需要が無くなることはないと思います。
実際の現場ではお客様の母数は減っているとよく聞きます。
しかし来る人は来るし、新規のお客様もやはり来られるとの事です。
ただし顧客数が減るので自費のメニューや鍼灸治療を組み合わせたものなど、施術メニューの幅は今より大きくなる傾向があります。
ですので、ホームページなどで①どんなメニューがあるのか。②どのような症状に対応が出来るのか。③どのくらいの料金がかかるのかを確認できるようにしておく事が今まで以上に大切になってくるでしょう。
グーグルの調査でも来店の前に検索をかける比率は前年比より多くなり、コロナでの営業時間の変更などもあるので最新の情報を常に更新する事が顧客から求められている傾向があると結果が出ているようです。
大手の会社などはともかく、個人事業主などの中小企業では、数を多くして薄利多売ではなく、一人一人の満足度を上げて、単価の大きいサービスや価値を提供する形態がこれからは主流になってくるかと思います。
終わりに
どうでしたでしたでしょうか。
これからの時代は個人が「自分に合ったお気に入りの場所を見つけて通う」のがスタンダードになる可能性が高いと思っています。
コロナで外出が減り、外出する時には向かう場所を検索し、目的を持って出る。
そんな流れが来ています。
一人一人に価値を与える事。満足してもらう事。どのような価値を提供できるかをネットを通して発信する事。
今まで以上に発信する力が大切になってきそうですね。
