こんにちは。
整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。
長く立つことがあると腰が痛い。
電車で立っていると辛い。
立っている時に腰が反っていると言われる。
そんな人に、簡単にできる立っている時の腰痛の緩和方法を今回はお伝えしていきます。
(反り腰にも使えるよ!)
このような立位の時の腰痛で意識するポイントはたった一つです。
では、お話ししていきますね。
目次
立っている時の反り腰による腰痛は〇〇がポイント
結論から言いますね。
立っている時の反り腰による腰痛で意識する箇所は、ズバリ「膝」です。
多くの人がそうなのですが、立っている時に膝を伸ばしきって立っています。
しかし本当の膝の良い位置というのは「軽度屈曲位(軽く膝を曲げている状態)」なのです。
たった状態でのやり方としては
①膝をピンと伸ばす
②その状態から力を抜き、少し膝が曲がっている状態をつくる
この2ステップだけです。
武道ではこの動作のことを、「膝を抜く」と言います。
膝は伸ばしきっているのではなく、「伸ばしきっている状態から力を抜いて少し曲げた状態」が本来の正しい位置になります。
この膝が正しい位置につくことで、腰の反りが劇的に減ります。
仮に反り腰での腰痛があるのであれば、試してみてください。
その瞬間から痛みに変化が出ることも珍しくありませんよ。
なぜ膝の位置で反り腰が良くなるのか?
膝の状態で腰痛に変化が出る理由ですが、理由は二つあります。
①膝が伸びることで太ももの前の筋肉(以下:大腿四頭筋)が収縮し、骨盤の前傾が強くなる→反り腰や長時間の立ちでの腰痛が発生。
つまり膝を曲げてあげることによって、大腿四頭筋の緊張を取り、骨盤の前傾を軽減することで腰痛の改善が見込まれます。
②大腿四頭筋が緊張することによって重心が前方移動する→体の後ろにある筋肉(例えば脊柱起立筋など)の緊張が負担が大きくなり、腰痛が発生する。
こちらは膝を曲げることで、重心を後ろに下げ、背部と腰部の筋肉の負担を減らすことによって腰痛を改善することだできます。
大腿四頭筋はここ
ですので、膝は伸ばしきらずに、「伸ばした状態から少し力を抜いて曲げた状態」を意識して、立っている時の腰痛を緩和しましょう。
電車内や、長時間立っていなければならない時に有効な手段でもありますので、ぜひ試してみてください。
施術家の方は、クライアントさんの生活指導に役立ててみてくださね。
立っている時の腰痛は女性に多い理由
実は立っている時の腰痛は女性の方が発生リスクが高いのです。
これは元々の筋力が男性より女性の方が少ないというのが一つ理由になります。
その他にも、ヒールを履きことによって重心の前方移動が酷くなり背部から腰部までの筋肉の負担を増大させていることも挙げられます。
また男女差で、女性は男性より骨盤の前傾角度が元々強いので、なおさら立っている時の腰痛が起こりやすいのです。
このような理由で女性は立っている時の腰痛や反り腰の腰痛が多く見受けられます。
しかし、膝の力を抜く練習を日常的に行なっていけば、腰痛は緩和されます。
また最近では明らかに筋力の弱い女性が増えていますので、単純に筋力を少しでもつけてあげれば、腰痛がすっかり良くなる人もかなり多いです。
運動不足。と聞いて、「ヤバイ」と思った女性は、少しずつでもいいので筋トレ(プランクやスクワットがおすすめ)をしてみましょう。