腰痛判断方法! 病院?整骨院?マッサージ店?【整体師が教える簡単判断方法】

こんにちは。

整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。

日本人の約20%が腰痛を持っていると言われています。

そんな身近な腰痛ですが、「いざ自分がなった時に通う場所をどこにすれば良いかわからない」と相談されたことがあります。

今回はそんな腰痛の見極め方。

どこに通うべきなのかを解説していこうと思います。

良かったら参考にしてみてくださいね。

【誰でも出来る】ぎっくり腰になった時の対処法と予防法を整体師が解説

2021年3月10日

 腰痛の種類

腰痛の種類は大きく分けて3つあります。

 ①運動器系由来の腰痛

1つは「運動器系由来の腰痛」です。

これは筋肉や関節、神経などの運動に関わる組織が原因で起こる腰痛です。

例えば、筋肉が硬さによる血流不足での痛みや神経の圧迫による放散痛(神経痛)などが代表例になります。

運動器系由来の腰痛の特徴は「安静(動かしていない)の時」と「動かす時」の痛みが変わる事です。

『安静にしていると痛く無いけど、動かすと痛い』

『ずっと同じ姿勢だと辛いけど、動かすと楽になる』

こういった腰痛は運動器系由来の腰痛の可能性が高いです。

山田
一つ例外があります。それは「脊椎圧迫骨折」の場合です。この圧迫骨折は高齢者に多く、骨が潰れてしまう事によって痛みが発生します。動かすと当然痛いです。

見極め方としては

①痛みがとても強い事

②重いものを持ったなどの痛めた原因がある事

③2・3日安静を続けても痛みが全く変わらない事

などがあるので参考にしてみてください。圧迫骨折は病院へかかりましょう。

 ②内科系由来の腰痛

2つ目は「内科系由来の腰痛」です。

これは内臓や疾患に関係する腰痛の事を指します。

例えば、ガン転移による腰痛や急性膵炎、尿路結石などによる腰痛などが代表例になります。

内科系由来の腰痛の特徴は「安静(動かしていない)の時」と「動かす時」の痛みが変わらない事です。

『安静にしていても動かしてもどちらも痛みが変わらない』

『安静にしてても常に痛みが続いている』

こういった腰痛は内科系由来の腰痛の可能性が高いです。

 ③外傷由来の腰痛

3つ目は「外傷由来の腰痛」です。

これは機械的な外力が働いて痛みが発生する腰痛です。いわゆる怪我の事を指します。

例えば、交通事故や重いものを持った時のぎっくり腰、転んだ時に腰を打ち付けてしまったなどが代表例になります。

外傷由来の腰痛の特徴は怪我をした受傷機序(理由)がはっきりしている事です。

『自転車で転んで腰を捻った』

『重いのもを無理に持ち上げようとした時に腰を痛めた』

こういった腰痛は外傷由来の腰痛の可能性が高いです。

 腰痛の種類別の通うべき場所

各腰痛の種類が理解できたら今度はどこにかかるべきかを解説していきます。

◆運動器系由来の腰痛

⇨整骨院、鍼灸院、リハビリ施設のある病院など。痛みがなく辛さであればマッサージ店でも良いかと思います。

◆内科系由来の腰痛

⇨内科の病院、もしくは整形外科にかかりましょう。整形外科でも上記した症状の特徴をしっかり伝えれば専門の科を紹介してくれます。

不安な方は総合病院などの科が多い病院だと良いかと思います。

◆外傷由来の腰痛

⇨整形外科の病院にかかりましょう。レントゲンなどの専門的な検査をしてくれるので原因がはっきりしますし、痛みが強く組織の回復にも時間がかかる事が多いのでお医者さんの指示で痛み止めなどを処方してもらいながらリハビリをするようにしましょう。

特徴を押さえて参考にしてみてください

 終わりに

どうでしたでしょうか?

腰痛を抱えている人はとても多いです。

その中でどこにかかればいいかすごく迷っている人も多いと思います。

腰は人体の中でも位置的に中心に近い部分であり、動く際には必ずと言っていいほど負担のかかる部位です。

何か異常や違和感、痛みやダルさがある場合は早めに対応してあげるようにしてください。

今回は腰痛の種類別の特徴を解説をしましたが、全てのケースが当てはまる訳ではないので、長期間痛みが続いたり、熱が出たり、体調に変化が見られた場合は必ず病院へかかるようにしましょう。

(例えば、普段は筋肉による痛みがあって、ある日急性膵炎になった場合、勘違いするケースもありますので・・)

良かったら参考にしてみてくださいね。

腰痛に多い疾患についても下記の記事で紹介しています。ご興味があればどうぞご覧ください。

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