【自分でなんとかする】寝違えの対処法と予防法を整体師が解説

こんにちは。

整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。

今回は誰しもがなった事があるであろう寝違えについてお伝えしていこうと思います。

寝違えの原因。

寝違えの対処法。

寝違えの予防法を解説していきます。

参考になれば幸いです。

 寝違えとは

寝違えとは眠っていて目が覚めた際に首から背中にかけて痛みのある症状のことを指します。

レントゲンなどの画像所見では大きな変化は見られないのが特徴で、原因は諸説あります。

原因と思われるもの

筋肉内の血流不足によって硬結が出来ている。

疲労や直前の負荷により筋肉に痙攣が起きている。

背骨の関節を包んでいる関節包に炎症が起きている。

症状としては首から背中にかけての疼痛、頚部の運動制限で、基本的には神経症状(マヒやしびれ)などは無いとされています。

※ある場合は他の疾患の可能性も疑われますので病院で見てもらう事をおすすめします。

 寝違えの対処法

寝違えになってしまった時の対処法としては3つあります。

 冷やす

寝違えの初期の対処法としては冷やす事が挙げられます。

筋肉の引きつりによって炎症が起きており熱感が出るので、冷やして患部の熱を取る事が大切です。

保冷剤や袋に氷水を入れて15分〜20分ほど冷やしましょう。

感覚としては冷たさを感じなくなってくるくらいの感覚で冷やすのを止めてあげると、ちょうど良いかと思います。

特に痛めた初日は患部を冷やして安静を取る事が大切です。

 動かす

痛みが出てきてから2〜3日経過したら徐々に動かしていきましょう。

動かす時のポイントとしては『少し痛みを感じる程の力で動かす事』と『動かしたら一旦痛みの無いポジションまで戻す事』の2つです。

動かし方

①動かない方向へゆっくりと首を動かしていく。

②”少し痛いかな?”くらいの所まで動かした後、ゆっくり痛みの無いポジションまで戻す。伸ばす時間は、ゆっくり数えて5秒程が目安です。

③①と②を5回ほど繰り返す。(1日に5〜8セット行う。痛みが強くなる場合は冷やす)

目的は少しずつ可動域を広げ、血流をよくする事で痛みの改善を目指す事です。

山田
しびれや安静時の強い痛みがある場合は動かすのはやめましょうね。症状によって対処が変わるので注意しましょう。

また寝違えの初期にマッサージを受けるのは、刺激が強いケースが多いので、個人的にはあまりおすすめはしません…。(※ちなみに、痛みも落ち着いてきて「若干ツッパリ感が抜けないなぁ」って場合は全然OKです)

 温める

前述した”冷やす”とは真逆の事を書きますが、痛みが出てきてから2〜3日後には温めてあげると痛みが早く改善しやすいです。

寝違えが起こって、痛みが続くとどうしても筋肉の伸縮が減少して血流が低下します。

そして血流が低下すると筋肉の柔軟性や粘弾性が低下して、硬さが中々取れません。

なので、痛みが出てきてから2〜3日経過したら冷やすのではなく、今度は徐々に温めていきましょう。

ホットタオルでも良いですし、湯船に浸かるのも良いでしょう。

温めながら、少しずつ痛みの出ない範囲で動かす事が痛みを取っていく過程で最適な方法かと思います。

ゆっくり伸ばしてまた元に戻す。これを繰り返しましょう。

 寝違えの予防法

寝違えの予防法は大きく3つあるのでご紹介します。

 筋肉の柔軟性を保つ

一つ目は筋肉の柔軟性を保つ事です。

筋肉の柔軟性が低下してしまうと、ふとした瞬間の筋肉の伸びに対応できず痛めてしまう事が多くなります。

柔らかい筋肉は”あそび”がある為、傷つきにくいのです。

筋肉の柔軟性を高めるためには一番良いのは運動です。

その中でも一番手がつけやすいのは「ストレッチ」と「ラジオ体操」です。

ストレッチもラジオ体操も自宅で行える運動であり、少しの時間で行う事が出来るというメリットがあります。

趣味で運動を行うのももちろん良いのですが、”時間がない”・”団体競技で一緒に出来る人数が揃わない”などの理由で続けられないくなってしまうと意味がありません。

ですのでストレッチ(首を横に倒すや回すなど)やラジオ体操(意外としっかりやると良い運動になります)をおすすめする事が現場でも多いです。

 枕やマットレスを見直す

寝違えは『眠っていて起きた時に起こる』症状です。

つまり寝ている時の姿勢や体勢が原因となっている事が多いです。

枕は頭を乗せた時に真っ直ぐ上を向くくらいの高さが良いかと思います。

※枕が低いと顎があがって上を向く形になります。逆に高いと少しお辞儀をする形になります。

マットレスは沈み込み過ぎたり柔らかすぎないものを選ぶと良いでしょう。

柔らか過ぎなマットレスはなる感触は良いのですが、寝返りが打てず体が固まり易いです。

 おわりに

どうでしたでしょうか。

寝違えはふとした時に起こります。

しかし寝違えになってしまうと何日か不自由な生活を強いられることになりますので、普段から気をつけられることは気をつけて寝違えの頻度を少なくしていきましょう。

あと、これは経験則なのですが、寝酒をしてしまった翌日に寝違えを起こすクライアント様が多いように感じますので

寝酒も出来るだけ避けるようにすると良いかもしれませんね。

よろしければ、ストレッチ関連の記事もご参考にしてみてくださいね。

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2019年7月7日