腕の痺れやだるさは肩周りと腰周りを見るべき理由

こんにちは。

整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。

腕の痺れやダルさが出た時はどこを施術すれば良いのでしょうか?

腕自体を施術するのももちろんありだと思います。

今回は腕の痺れやダルさに対しての施術に関してお話していこうと思います。

 腕の痺れやダルさの原因

腕に走っている神経は腕神経叢という首から出た神経が束になって腕に向かって伸びています。

この腕神経叢のどこかで圧迫や牽引などが発生するとその抹消にある腕(上腕や前腕など)に症状が出てきます。

よく腕の痺れは首からと言いますが、今回はまず肩の周りを詳しく見ていきましょう。

頸部から出た神経がたくさんありますね。

頸部から出た神経は束になって、腕神経叢を形成します。

その後、鎖骨の下〜脇〜上腕へと流れていきます。

次は鎖骨部分を少し下からアップで見てみます。

さらにアップにして今度は正面からの写真も見てみましょう。

一枚目を見ると鎖骨と第一肋骨の隙間を通っているのがわかります。

神経の通り道なのですが意外と狭いです。

また2枚目を見ると上腕骨頭の前方を通っているのがわかります。

肩甲骨が外転すると腕神経叢が実は圧迫されます。

この上腕骨頭部分では、大胸筋や小胸筋の硬結でも圧迫されますし、上腕の内旋でも圧迫されます。

ですので広背筋や大円筋などの短縮もこの部位の圧迫に関係してきます。

このことから考えると日常生活で猫背はまず、よくありません。

あとは体幹の側屈や回旋運動が少ないと広背筋の運動量が減少するので、これも気をつけた方が良いでしょう。

 腕の痺れやダルさに対する施術方法・セルフケア

腕の痺れやダルさに対して何か手技を加えるのであれば、腕神経叢沿いの筋肉にアプローチするのはもちろんのこと、広背筋などの体幹筋(腰部)などにもアプローチを入れると良いかと思います。

セルフケアとしては胸筋群と広背筋のストレッチ、腰部の回旋のストレッチを指導すると良いかなと思います。

山田

広背筋は出力が大きい筋肉なので始めのアプローチ候補の筆頭になります。

肩関節から腰部に付着しているので腰部へのアプローチも忘れないようにしましょう!

是非参考にしてみてくださいね。