肩コリ改善のための肩甲挙筋の緩め方

こんにちは。

整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。

肩こりは日本の国民病とも言われています。

その人数は全体の60%だと言われており、3人に2人は肩こりの症状や自覚があるとされているくらいです。

今回は肩こりがある人に対するアプローチの筋肉について書いていこうと思います。

 肩こりの筋肉

肩こりの筋肉は数多くありますが、今回は代表的な筋肉を2つ紹介します。

 ①僧帽筋

一般的に肩コリ筋というと一番代表的なのがこの僧帽筋と呼ばれる筋肉です。

筋肉の中でも広く付着している筋肉で、首から肩・背中から腰まで付着しています。

この筋肉の特徴としては「広く付着しているが厚さは薄い筋肉」だということです。

また筋肉の中でも皮膚表面に近い部分に位置してている為、緩める時に力はさほど必要ありません。

アプローチとしては、首から肩にかけての僧帽筋上部と呼ばれる部位が一番効果的です。

特に頚部の付着部と肩峰に近い部分を刺激するとこの僧帽筋がしっかり緩みます。

 ②肩甲挙筋

僧帽筋は肩こりに対してアプローチする筋肉として、とても重要なのですがこの肩甲挙筋も忘れないようにしましょう。

後ろから見るとこのように肩甲骨の内縁上部(肩甲骨上角)から頚部の横(C1〜C4の横突起)に付着しています。

横から見るとこのような形です。

僧帽筋の奥にあるのでアプローチの際は少し指を沈める必要があります。

肩甲挙筋を緩めると肩コリにはとてもよく効きます。

特に肩甲骨上角は骨指標があってわかりやすいのでアプローチしやすい部位です。こちらはしっかりと狙いましょう。

また起始部であるC1〜C4の横突起部も緩めてあげると僧帽筋も同時に緩むのでおすすめです。

ただ、頚部は動脈や神経が密集している部位でデリケートなので、奥に指を沈めながらも優しくアプローチするようにしてあげて下さいね。

持続圧や筋繊維に沿ってのアプローチがおすすめです。

また頸部を狙う側へ側屈してあげると表層筋が緩んで起始部を触りやすくなるので是非試してみて下さいね。

 終わりに

肩こりは多くの人が抱える症状です。

肩こりに関係ある筋肉を覚えてアプローチしていきましょう。

また今回紹介した筋肉は所謂揉み返しが起こりやすい筋肉なので、強圧や筋繊維に対して垂直方向への刺激は出来るだけ避けましょう。

よかったら参考にしてみてくださいね。