こんにちは。
pirka-ピリカ-の山田です。
最近も続いている、健康ブームですがよく聞く単語がありますよね。そうです。人工甘味料です。
(タイトルでわかりますね、すみません)
人工甘味料が最初出た時には、糖尿病患者に対してのアプローチとして効果が期待されていて、注目されていました。
今では身近な添加物として有名になった人工甘味料ですがやはりいまだに賛否両論です。
論文でも世界中から様々な研究結果が報告されています。
人口甘味料は体に悪い。
おそらくそんなイメージがある人が大半だと思うのですが、果たして本当なのでしょうか?
今回はなんとなく、ふわっと「体に悪そうだなー」と思っているであろう人工甘味料は健康にどう影響するのか?
またカロリーゼロだけど、飲むと太るか太らないかについて、お話をしていこうと思います。
目次
結論
結論からお話しすると
健康的には使い方によっては血糖値のコントロールに使えます。
しかし
カロリーゼロの飲料を飲むと太りやすくなります。
カロリーは取っていないのになぜ太るんだ、と思うかもしれません。
しかし研究データとしてカロリーゼロの飲料を取ることで太ることが示唆されています。
詳しくは下記していきますのでご覧ください。
人工甘味料とは
1879年にジョンズホプキンス大学で発見された「サッカリン」が近代人工甘味料の始まりだと言われています。
※古代ローマで「サパ(sapa)」という人工甘味料がありましたが有毒でローマ人はこれのせいで短命だったとも言われています。
現在使われている有名な人工甘味料として
サッカリン
アスパルテーム
アセスルファムK
スクラロース
などがあります。
そしてこれらの人工甘味料の特徴として
砂糖の甘味の約100〜300倍の甘さを感じる
ことが挙げられます。
人工甘味料の特性
砂糖より少量でかなりの甘味を感じることから、初めは
「カロリーの制限や血糖値上昇の抑制に効果を期待できる」とされていました。
実際にカロリーゼロ飲料や食品にも含まれており、カロリーを低くしたまま甘さを出すことは可能です。
さらに血糖値の上昇も抑えられることが研究にて証明されています。
引用文献:(金沢医科大学医学部公衆衛生学「人工甘味料と糖代謝」2016)
よって、人工甘味料を使用することで、血糖値の上昇やカロリーの制限は可能であることは確かなことだと思われる。
人工甘味料のデメリット
おそらくこっちの方がきになる人が多いと思います。
人工甘味料は健康に悪いイメージがありますが上記の良い点も頭の中に置きながら読んでいただけると偏った認識になることを防ぐ事が出来るのかなと思いますのでよろしくお願いいたします。
まず人工甘味料のデメリットとして
①2型糖尿病発症のリスク増加
②糖代謝異常
③ウエスト周囲長の増加
の3点が挙げられます。
血糖値が上がらないのに糖尿病の発症率が上がるというと変な感じがします。ここは②の糖代謝異常と合わせて考えるとイメージしやすいかと思います。
糖代謝異常と言われるとかなり難しいイメージがありますが簡単にいってしまうと
炭水化物(グルコース)を上手く燃やせなくなる(代謝できなくなる)ことです。
少し専門的に言うと
インスリン抵抗性が強まるということです。
糖代謝が上手くいかなくなる→血中に糖質が残る→糖尿病へのリスク
といった流れです。
なぜ糖代謝異常が起こるのかは不明ですが、腸内フローラの変化などが挙げられています。
(ちなみに糖尿病患者に人工甘味料入りの飲み物を飲ませても糖代謝異常は起こらないようです。おそらく既に糖代謝に異常があるケースが多いので数値が変化しなかった可能性もあります)
ウエストの増加も糖代謝異常からの関係性が疑われています。
終わりに
カロリーゼロの飲料を飲むことは決して悪いことだとは言いません。
しかしダイエットのために飲むのはよくないと言えます。
ダイエットをする際には飲料水は水をメインとして考えることがやはり確実だと言えます。
参考にしていただければ幸いです。