最近疲れが取れにくいな
と思っていたりしませんか?
人は本来、夜の睡眠時に疲労を回復し、次の日には体や脳の疲労は回復しているのが普通です。
高齢者はこの回復力が落ちてくるので、激しい運動をした次の日に疲労が残るのは仕方ありません。
しかし若くても疲労がなかなか抜けない場合は、本来備わっている回復力が低下している可能性があります。
人に本来備わっている回復力を元に戻す方法を今回は書いていこうと思います。
目次
①布団に入る時間帯
睡眠時間は入眠の時間に気をつけること。
夜は12時までには布団に入り、寝始めるのが次の日に疲れを持ち越さない方法の鉄則です。
これは夜0時〜2時の間に
「成長ホルモン」
という疲労を回復するホルモンが分泌されるからです。
この時間帯に起きていると成長ホルモンは分泌されずに、疲労が残ったままになってしまいます。
小さい時に聞いていた
「寝る子は育つ」
という言葉は本当なのです。
②体を捻る運動をする
人が寝ている時
脳の老廃物や疲れの物質を取り除いてくれる
「脳脊髄液」
という液体が多く流れています。
脳は体重に対して2%の重さしかない臓器ですが、人のエネルギーの約20%も使用しているというかなり燃費の悪い臓器なのです。
こんなにエネルギーを使用していれば、そのエネルギーを使った際に出る、老廃物も使った分だけ多く産生されます。
この老廃物が溜まりすぎると脳が上手く働かなくなり、疲労感を感じやすくなります。
これを防ぐためには
寝ているときの脳脊髄液の流れをよくすることが大切になります。
この脳脊髄液はその名の通り
脳と脊髄(背骨の中にある神経)の近くを流れています。
そのため、背骨が硬くなって動きが制限されると、流れづらくなり、疲労物質や老廃物を上手く流せなくなります。
なのでこの背骨の動きを出すために
腰を捻る運動やストレッチを睡眠前に行うことが大切だと言えます。
③6時間以上眠る
人は睡眠中、1〜1.5時間ごとにノンレム睡眠とレム睡眠を交互に繰り返します。
このノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返すごとに、徐々に疲労が回復していきます。
つまり睡眠時間が短いとこの疲労回復が完全に行われる前に起床してしまい、疲れが残ったままになってしまいます。
よくショートスリーパー(睡眠時間が3時間以下の人)という言葉を聞くと思いますが
ショートスリーパーは世界の人口の約5%だと言われているので、短い睡眠で疲れを完全に回復しようというのは、残念ながら現実的ではありません。
人は基本的に
夜(暗いとき)は眠り、日中(日が昇っているとき)は活動するサイクルが遺伝子レベルで刻まれています。
なのでしっかり睡眠時間は確保するようにしましょう。
この3つが疲れを溜め込まない体を作る方法です。
是非お試しを。