こんにちは。
整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。
事業を殺さない為の死亡前死因分析。
これは個人で何かを始める時に死なない(事業が頓挫しない)為の成長戦略の立て方です。
ちょっと物騒でよくわからないタイトルですね。
でもとても簡単で、実用的で、使える考え方なので今回ご紹介したいと思います。
目次
死亡前死因分析とは?
死亡前死因分析とは、予めリスクを具体的に挙げ、そのリスクに対しての対応策を考えることに特化した考え方です。
死因分析とは元々は「死んだ後に死んだ理由(原因)を分析すること」です。
つまり『なぜ死んだのかを死んだ後に分析する』ということです。
これを仕事に置き換えてみると
「事業やプロジェクトが失敗した理由や原因を、失敗した後に考えること」
になります。
これでは反省にはなりますが、仕事を成功させることができないのは誰でもわかるかと思います。
これとは逆に死亡前死因分析とは
「死ぬ前に死ぬ理由(原因)を考えること」を行うことを指しています。
死因が”高血圧による脳血管疾患”であれば、高血圧に対するリスク管理や治療を行えば良いよね?という話になります。
仕事では事業やプロジェクトが失敗する前に事業が失敗した理由や原因を考えれば、自然とその失敗をしないように、リスク管理や予防行動をとることができるようになります。
死亡前死因分析をしよう
では実際に死亡前死因分析の手順を書いていきます。
手順は下記の3ステップです。
①中・長期的な目標を立てる
自分が得たい売上や利益、目標数値、内容、理想の姿などを明確に設定することが大切です。
②1年後、最悪の結果になったと想定し、その理由や原因を洗い出す。
心が挫けそうになるかもしれませんが、徹底的に最悪の結果を想定し、原因を挙げていきましょう。
③理由や原因に対して、対策を講じる
原因に対してできる限り具体的な対策を設定し、行動に繋がるようにしましょう。
この③に関しては「これらの原因には対処法が絶対に存在するし、対策を堅実にこなせば目標を達成できる」ことを前提として考えてください。
最悪のケースを想像、明確に定義することで、対処法や行動計画を具体的にしつつ行動をしないという選択を無くす効果が見込まれます。
人は何かを得る(得をする)より、何かを失う(損をする)恐怖やリスクに対して敏感です。
生きる為の死亡前死因分析
この死亡前死因分析は仕事はもちろん、プライベートでも活用ができます。
例えば、「今年は10kg痩せるぞ!」という目標があったとします。(よくありますよね)
これに対して、1年後に友人や気になる人から「太っている人はちょっと・・」と言われてショックを受けることを想定します。その場の状況や雰囲気、自分の感情なども具体的に想定しましょう。
この不愉快な結果はなぜ起きてしまったのか(死因はなんなのか?)を考えて書き出しましょう。
自然と死なない為にやらないといけないことが出てくるはずです。
向上心がある人であれば「来年も今と状況が変わらない」などが望まない最悪の結果(死亡)としてあるかもしれませんね。
この死亡前死因分析は幅広く応用ができるのでよかったら試してみてくださいね。