整骨院に勤めて6年間。
何万もの施術を経験してきました。
悩み、症状、年齢、職業、体格、性別
様々な方との交流と、施術の経験を通して感じたことを赤裸々に書いていこうと思います。
内容的に
それでは施術の意味がないじゃないか。
と思う方もいるかもしれません。
しかし、個人的には決して見て見ぬ振りはしてはいけない部分。
だと思っている内容です。
ピンとくる方もいると思いますし
もちろん、そうでない方もいると思います。
ただ、何か考えるきっかけにでもなってくれれば幸いです。
目次
①「私に何が出来ますか?」と聞く
体が良くなる人の特徴として
自分に何ができるかを聞いてくる
という特徴があります。
寝る前に何をすればいいのか。
普段気をつけることは何か。
食生活で改善できることは何か。
自分の体を良くするために必要なことを学びにきている。
そんな感覚の人は、初回の症状がみるみる良くなる方が多いです。
自分のことを大切にできる人。労れる人。理解しようとしている人。
悲しいことですが
私たちが一日中、クライアントのそばにいて体を良くしていくことは出来ません。
最終的には自分の体の調子を自己管理できるようになっていくことが、体を良くするためには必要なことになります。
その過程で出てくるのは
「自分で何ができるのか」
という疑問。
もちろん、生活のリズムなどによって自分で調節できる負荷には限界がありますし初めから全てをコントロールすることは無理があります。また万全を期していても、季節の変化や気温の変化だって体に与える影響は小さくありません。
そのような時には整体や病院などを活用する。
それも自分の体のことを理解しようとする、学ぼうとする考えがあってこそ、できることです。
是非、いつも頑張ってくれている自分の体にしてあげられる事を
考えるようにしてみてください。
②自分の優先順位を上げられること
多くの人がこう言います。
「仕事が。。」
「育児が。。」
「介護が。。」
「お金が。。」
もちろん、やらなければいけない事ばかりです。
しかし、そればかりを優先していると、自分の体は二の次になります。
人って
緊急のものや、せざるをえない事柄以外は後回しにする生き物です。
しかも平気で1年、2年、3年単位で。
それが普通です。
だって今は、やらなくても、本当は困っていないのですから。
これはやばい。。
いよいよまずい。。
そうなると人は重い腰を上げて行動をし始めます。
自分の優先順位が高い人ほどやはり体は良くなります。
もちろん、毎日、優先順位1番にする必要なんてありません。
しかし1ヶ月に一日でも良いです。1日のうち30分でも良いです。
自分の優先順位を高くする事を意識してみてください。
③自分の体とは一生付き合っていく事を理解していること
自分の体って意外と他人事だったりします。
筋肉が硬くなり始めていることにも気づかないですし
疲れが少し蓄積していることも感じませんし
バランスがどうなっているかもわからないなんてことは、正直ってザラにあります。
でも体が悪くなれば、苦労するのは自分ですし、痛くなれば苦しむのはもちろん自分です。
今、30歳の人がいるとしましょう。
現在の日本の平均寿命は85歳を超えます。
あと55年ですね。
自分の体と一緒に付き合っていくのは自分です。
日々の積み重ねが自分の体の状態を形成していきます。
体は急激な病変や交通事故などの外的要因がない場合は、変化がとても緩やかです。
緩やかに壊していくのか
緩やかに積み重ねていくのか
本人の意思次第です。
これって体のためになるよね。
そういったことを継続していくことが
小さいかもしれませんが、自分の体を良くしていく方法になります。
経験上、
「この体と一生付き合っていくんだ」
と考えている人はやはり、体が良くなりやすいと感じざるを得ません。
終わりに
施術とはクライアントの望む状態をつくるお手伝いです。
それは痛みを和らげることかもしれないし、動きを良くすることかもしれませんし、美しいボディラインをつくることかもしれません。
しかし大切なのはクライアント自身がどう変わっていくか。
そのために必要な知識、技術、アドバイス、環境を共有することが私の仕事です。
一方的に提供するのではなく、共につくり上げ、歩んでいく。
そんな関係が築くことが出来たなら、クライアントの体を良く出来るのかなと思っています。