国家試験や臨床のために長期間記憶できる勉強法【国家試験2回、AT一発合格者の実践方法】

こんにちは。

pirka-ピリカ-の山田です。

これまで国家試験を2種類受け、どちらも初回で合格。

アスレティックトレーナーという資格も初回で合格。同年にCSCSというアメリカのフィジカルに関する資格も取得しています。

なんだかんだ、人生で受ける資格試験を人より多く経験しているなと思っています。

その中で試験に合格するためや臨床で長く使用するため、実戦で応用して活用するためにはあるコツがあります。

そのコツを使って勉強すると、『覚えやすい』『忘れない』『応用できる』と悪いことがありません。

(なんだか牛丼屋みたいですね)

今回は実体験を元に、これから新しいことを覚えようと思っている人や試験を控えている人に向けての

「覚えられて忘れない勉強法」

を書いていこうと思います。

 効果的な記憶法とは?

1、何を覚えるか決める(ex.今日は肝臓の生理作用を覚えよう)

2、実際に覚える(ex.書き取り、聞き取り、読み込み。なんでも良し)

3、教科書や資料を見ずに、先ほど覚えたことを口に出して説明する(ex.肝臓の作用は〇〇と〇〇と〇〇で、××ということである)

4、覚えたことを人に説明する。教える。伝える(ex.同じ学科の友達に。SNSで投稿する。家族に教える)

※4は教科書や資料は見ずに行うこと

この順番で勉強することが「覚えられて忘れない」勉強の順番になります。

説明を加えると

1は何を覚えるかを決めることによって、覚える範囲を狭め、何を記憶するか簡略化します。脳みそは一度に多くは覚えられませんし、なんとなく見たものはすぐに記憶から消去されます。

2は実際に覚えるセッションですね。方法はなんでもいいです。(後ほど説明します。)

3は記憶を反復することで記憶の濃度を上げます。人は情報を出し入れした回数も記憶に残るかどうかの基準になります

何回も思い出してアウトプットすることで記憶は強化されます。

(教科書や資料を見ながらは、文字を読んでいるだけなのでインプットにはなりますがアウトプットにはなりませんので注意)

4、覚えたことを教えたり伝えたいすることで、ここでもアウトプットを強化することができます。また人に伝えたりすることで、一度確認するという段階を意図的に踏むことができます(合ってるか不安になるので)。

この順番で行うことで

アウトプットとインプット(記憶の出し入れ)を反芻することができるので記憶に長期定着させることが可能になります。

 勉強法は、ノートに書く?読み込む?どっちがいいの?

よく勉強はノートに書きまくる方がいいのか

何回も読み込む方がいいのか

聞かれることがあります。

結論から話すとどちらでもいいです。

書いても読んでも口に出しても記憶の定着率には大きな差はありません。

なので自分に合った勉強方法を探すのが良いと思います。

オススメするとしたら

イメージ記憶法と行って、文字ではなく図や写真、イメージ図などと関連づけて覚えるのがいいかと思います。

ちなみに急ですが

「あなたの一番古い記憶にある出来事や映像を想像してみてください」

想像しましたか?

その時にカラーで視覚情報を鮮明に覚えている人は「視覚タイプ」で教科書などを何回も読み込む勉強法が合っている可能性があります。

聞いた言葉や声、音などが記憶に残っている人は「聴覚タイプ」で、声に出したり、録音した自分の声や講義の音声を聞くのが良いでしょう。

感触や暖かさなどの触覚の記憶が強い人は「触覚タイプ」で、何か動きながら勉強すると良いかと思います。(ドラゴン桜の英語の勉強でありましたね)

是非参考にしてみてください。

 そもそも記憶って何?

記憶とは2つの種類にわけることができます。

短期記憶長期記憶というものです。

短期記憶とはごく短い時間のみ覚えていられる記憶のことです。

例えば、人の電話番号などが一番イメージしやすいと思います。他人の電話番号を聞いてそれを長期間覚えてられる人は少ないです。

長期記憶とは、長い期間覚えてられる記憶のことです。

長い時間や期間が過ぎても覚えている知識や映像などです。

これらが振り分けられるのは実は

好きか嫌いかが一つ大きな要素となってきます。

記憶が長期記憶になるためには海馬から大脳皮質に伝わらないと長期記憶にはなりません。

そして海馬に情報が伝わる前に

A10神経細胞」という神経組織を通るのですが、ここで好き嫌いのレッテルを貼られます。

嫌いのレッテルを貼られたものは大脳皮質には送られず破棄されます。

なので、基本的には好きなものをしっかり覚える。興味のあることを覚える。覚えようとする内容を好きになる。という方法が本当はすごく簡単です。

ただ嫌いなものを覚える必要がある人は何回も記憶を出し入れすることで、記憶を脳に定着させるしかありません。

頑張るのみです。

そのためには初めに説明した勉強の順番を活用してみてください。

もう一度載せておきますね。

1、何を覚えるか決める(ex.今日は肝臓の生理作用を覚えよう)

2、実際に覚える(ex.書き取り、聞き取り、読み込み。なんでも良し)

3、教科書や資料を見ずに、先ほど覚えたことを口に出して説明する(ex.肝臓の作用は〇〇と〇〇と〇〇で、××ということである)

4、覚えたことを人に説明する。教える。伝える(ex.同じ学科の友達に。SNSで投稿する。家族に教える)

※4は教科書や資料は見ずに行うこと