セラピスト・施術家が独立開業の前にやるべきこと【職場内経営をしよう】

こんにちは。

整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。

 

僕は一年前に、個人事業主として活動を始めました。

3年前から独立開業することを目指して行動をしていましたがなかなか踏み切れずにズルズルとここまできていました。

 

しかし一年前に一気奮起して、個人事業主として活動を始め、すでに一年が経過しようとしています。

 

 

 

個人事業主として活動しているとさまざまな経験をします。

僕はもともと、整骨院に勤めていました。

実務業務からレセプト業務、発注、院長、採用担当者、勉強会責任者、外部トレーナー活動。

 

 

整骨院で経験できる肩書きとしては、なかなかに網羅したのではないでしょうか?

 

 

 

そんな僕でも個人事業主として活動していると、職場では経験できないことや仕事をすることも多かったりします。

 

 

その個人事業主として活動する中で一年という月日が経ち、思い返してみると『職場にいるときにこんなことしておけば良かったなー』と思うことが多々あります。

 

今回はセラピストや治療家で独立開業を目指している人向けに

『職場でやっておくべきこと』について触れていこうと思います。

 

職場内で出来ること

 

 

 職場内経営をしよう

 

結論から言いますね。

 

独立開業する前に職場で経営をしましょう。

 

 

個人事業主になると、良くも悪くも一人の経営者になります。

自分で決め、自分で行動し、自分で結果を出していく。

 

当たり前のことを述べているように感じると思いますが、職場に勤めているときは、この経営意識をもっている人はとても少ないのかなと思います。

 

例えば

今自分が1時間でどのくらい稼いでいて、月にどのくらいの収益が見込まれるのか?

テナント代や通信費、材料費などの経費は1時間でどのくらいかかっているのか?

収益が見込まれるとして、そのうちいくらが来年度、税金として徴収されるのか?

これから先どのようにしてこれから収益を上げていくのか?

 

 

経営者は常に頭の中で考えています。それが普通なのです。(自分の生活かかっていますしね)

 

 

 

 

 

やらなければ何も起こらないし、始めなければ何かが結果として付いてくることもありません。

 

 

単純なことですが、厳しい世界が待っています。

 

職場に出勤して、業務をこなすだけとはやはり少し違ってきます。

 

職場では

テナントなどの場所、ベッドなどの道具、会社というブランドと信頼、経営方針や事業計画、借入、スタッフ、顧客。

 

あたりまえのように、会社から様々な武器があらかじめ用意されていて、スタッフの我々は無意識のうちにそれらを使って日々仕事を行っています。

 

 

しかし個人事業主として独立開業すると、それらの武器は一瞬にして無くなります。

 

 

ですので、職場にいる間から経営をし、自分の武器をつくり、磨いておくことが独立開業を成功させるのに重要なステップになるのです。

 

無一文。

裸一貫。

 

 

で生きていけるほど、あまい世界ではないです。

 

 

 職場内経営とは?

 

職場内経営とは、会社に所属しながらその会社の経営を疑似体験することです。

 

例えば以下の行動です。

 

毎日の売り上げを把握する。

年、または月の行動計画・売り上げ計画を立てる。達成する。

経費で何がかかっているかを知る。

 

 

 

もしその院が自分の開業した院だったらどうするかを日々考えることです。

そして必ず売上にこだわってください

 

 

 

売上にこだわることで、現実味が増します。

 

 

会社で安定的に収入を得ながら、経営の感覚を掴みましょう。

独立してからこの経営感覚を学ぼうとすると、かなりキツイです。

 

 

何がキツイかというと、ともかくお金が無くなっていく感覚がキツイです。

 

 

個人事業主として独立開業すると今まで入ってきた収入が無くなり、自分で稼ぐ必要があります。

初めは稼ぐことが難しいです。

 

やはり安定するまで時間がかかります。

 

 

その間は経営を学ぶというよりは、以下に収入を安定させるかの施策に思考を集中することが大切だと思います。

 

なので、ぜひ会社にいる間に経営感覚を身に着けるようにしてみてください。

 

 

 本当に独立開業がしたいのかどうか

 

セラピストや施術家に仕事が好きかと聞くと、多くの人が「好き」だと答えます。

(僕の周りの話ですが)

 

 

治療が好き。

人と接するのが好き。

ありがとうと言われるのが好き。

 

 

色々な理由があると思いますが、そこで一度考えてみてください。

 

 

「本当に独立開業する必要があるの?」

 

 

本当に独立開業が必要?

 

 

 

上で挙げた働く理由は会社に所属して働いていても手に入る感覚です。

もし独立開業をする理由が上記のような理由であれば、会社に所属していた方が手に入ります。

 

 

なぜなら独立開業をして個人事業主になると

帳簿付けや年計画、確定申告、現場の仕事、会計、アポイント、営業・・・。

 

全て自分で行う必要があるからです。

 

会社に所属してずっと現場にいる方がクライアントと接する時間が長くて、感謝されます。治療も時間いっぱいまで出来ます。数も診ることが出来ます。人ともたくさん触れ合えます。

 

 

独立開業をすることで今得られていないものを得ることはできるでしょうか?

自分が得たいものを得ることはできるでしょうか?

 

 

会社に所属している間に『独立開業する本当の理由』を明確にしておきましょう。

 

 

自分の好きを見つける方法の記事はこちらからどうぞ←

 

 

 終わりに

 

独立開業するとやることが思っているより、とても多いです。

 

会社は良かったなと思うことも、実際に離れてみてはじめて感じることも多かったりします。

 

 

これは僕が実際に個人事業主になってみて感じていることなので、全ての人に当てはまるかはわかりません。

でも何か、これから自分で何かをしたい人や、セラピスト施術家で独立開業をしたいと思っている人の参考になればうれしいです。

今から出来ることを始めましょう。

 

『機会を待て。だがけっして時を待つな』-ヴィルヘルム・ミュラー

 

 

柏市の整体サロン pirka-ピリカ-

ABOUTこの記事をかいた人

【こころとからだの今を知る】をコンセプトに自分の体と心に向かい合える時間と空間、快適に過ごすための体つくりのお手伝いをしております。 好きなことを全力で出来る人生を。 ◎保有資格◎ 柔道整復師、鍼灸師、アスレティックトレーナー。