こんにちは。
整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。
よく
「鍼って効くの?」
「矯正っていいの?」
「マッサージっていいの?」
「ストレッチっていいの?」
と聞かれます。
そういう方にはいつも決まって
『一度受けてみてもいいかもね』
とお伝えしています。
明らかにNGのものは伝えますが、基本的には気になったものは受けてみていいのかなと思っています。
今回はその理由について書いてみました。
もしかしたら、気になっているものは、今のあなたが無意識に求めているものなのかもしれないから。
目次
①万能の治療法はない
「これだけで〇〇が治る!」
「これさえやれば痛みが取れる!」
などのワードはよく街中でも見かけると思います。
まぁ、ご存知の通り、全員が効く・・・訳ではありませんよね。
例えば英語の参考書などと同じで
「英語は動詞だ」
「英語は文法だ」
「英語は名詞だ」
と、英語に関してでも、主張が違うものはたくさんあります。
施術にも同じことが言えます。
正解というものがないんです。
鍼、灸、マッサージ、ストレッチ、トレーニング、筋膜リリース、クラニオセイクラル、リンパマッサージ、カウンターストレイン・・・
数多くの手技や施術方法がありますが、どれも効果的な部分や、逆にあまり効果が期待できない部分もあります。
大切なのは、それが自分に合うかどうかなのです。
②エビデンスの限界
〇〇%が効果を実感!
世界的権威も認める技術!
これもよく見ますね。
ただ、こういった科学的根拠(エビデンス)には限界があります。
例えば
腰痛の8割は未だ原因が不明であると、日本整形外科学会なども発表しています。
病気も原因不明なものがかなりの部分を占めています。
(どういう状態になっているかは分かっているが”原因”は不明ってことが多い)
画像所見との相違
レントゲンなどの画像診断でも診断と症状とが一致しないことが多々あります。
例えばヘルニア。
ヘルニアの画像所見(椎間板が飛び出している)が見られていても、症状が出ている人と出ていない人が存在する。
他にも
腰痛を感じたことがない人を対象にMRI検査をしたら約1/3が椎間板に異常を認めた
といったアメリカの研究もあります。
エビデンスと事実とで、異なることが実は結構多いのです。
逆に、エビデンスがまだ乏しいと言われている鍼灸が2018年にWHO(世界保健機関)に認定されたりもしています。
何が正しいのか。
まだまだ西洋医学も東洋医学も不明瞭な部分が多いです。
なので、これが正解!
というものは少ないのです。
エビデンスももちろん大事。ただそれだけじゃないかもってこと
③相性という考え方
施術には相性があるのかなと僕は思っています。
それは、刺激量かもしれないし、やり方なのかもしれないし、施術場所の雰囲気なのかもしれないし、タイミングなのかもしれないし、施術家の人柄なのかもしれない。
あ、もちろんその人の技術力の差というのもあるでしょう。
ただ、何が決め手になるのかはわかりませんが
「あ、ここ、いいかも」
と思う時って、あると思うんです。
実際、神の手を持つ治療家と呼ばれる人の所に行ってきてダメだったけど、近くの馴染みのマッサージ屋さんに行ったら腰の痛みが良くなった。
って話も聞いたことがありますしね。
施術家との相性は、実はあるんじゃないのかなと思っています。
まとめ
人の体ってまだまだ分かっていないことがとても多いです。
個人的な感覚ですが、これは調べれば調べるほど、勉強すればするほど、経験すればするほど感じることです。
ですので、何か治療や施術を受けたいと思っている人は
①気になっているものは試してみる
②試した上で自分に合うものを探す
③その中で自分の体を知っていく
この3つが大切なのかなと思います。
もちろん、専門家の意見を参考にして受ける順番を決めたり、場所を決めるのもありです。
是非、自分に合ったものを見つけてくださいね。