こんにちは。
整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。
インターネットが発達している現在では、情報は掃いて捨てるほどあります。
しかしその中で正しい情報なのか?それとも間違った情報なのか?を見極める力が必要になってきています。
施術者としても情報に振り回されると碌なことがありません。またSNSで発信している方も情報の取り方には気をつけなければいけません。
目次
本当?それとも嘘?
まずは情報が正しいのかを判別するようにしましょう。
まずは一次情報はどこからなのか?を調べましょう。
どの論文を論文を基にしているのか。
その論文はどのような内容なのか。
その情報の根拠となるソースを探しましょう。
よくインフルエンサーが発信していたりするのを見かけますが、そのインフルエンサーが専門家であるのかも確認しましょう。
結構、自己流の自称専門家も多いので、経歴や保持資格、根拠や経験則の信頼性などをチェックする癖をつける必要があります。
例えば
プロテインを摂るのは筋トレ直後が1番効果的である!とよく聞きますが、これは専門家の中では意見が分かれています。
たしかにレジスタンストレーニング後はアミノ酸の筋への吸収率が上がるのですが、これが筋血液量の増加に伴うものなのか(アミノ酸だけではなくグルコースの吸収率も上がる)、筋の修復に使用されているのか、筋の収縮力維持に使われてるのか、詳しいことは不明なのです。
2時間後には血中アミノ酸値は高値のままなのに筋中への取り込みは通常値に戻りますし・・(muscle full effectと言われる)
確実に分かっているのはレジスタンストレーニングから1〜2日後が最も筋合成が活発になる、ということです。
専門家ほど断定はしない理由
専門家であるほど物事を断定しません。
〜の可能性が高い。
〜が示唆されている。
〜も考えられる。
よく専門家の中では使われる言い回しです。
専門家であればあるほど、一つの事象から推察される原因や要因、前例などが多数に広がります。
例えば、整形外科の医者に「腰痛が考えられる疾患は?」と聞けば10〜20の疾患がパッと頭に浮かびます。(本当にすごい)
専門家は一つの事象に関する知識が多いので、可能性や関連性を嫌でも考えついてしまうのです。
また個体差があるということを知識ベースでも経験ベースでも理解しているので、さらに断定をするのを憚る傾向があります。
ちなみに専門家は断定するのは「お客さんの前だから」です。
※安心させるため、エビデンスのある専門知識に基づいた指示に従ってもらうため、権威性を高めるためなど理由は様々です。もちろん考えられる可能性の中で1番有力なものを示してくれていると思います。
断定ではなく、見解を述べよう
では、自分の意見や考えを述べること自体が悪かというとそうではありません。
むしろ自分の意見は述べるべきです。
ただし他の意見を蔑ろにしたり頭から否定したりはよくありません。
自分の意見は述べつつ、その意見は一つのサンプルケースだということを念頭におくことが大切です。