よく噛んで食べて側頭部の頭痛を予防しよう【頭痛ケア】

こんにちは。

整体サロンpirka-ピリカ-の山田です。

頭痛の種類として側頭部、またはこめかみ部分の頭痛があるかと思います。

側頭部の頭痛は、頭が締め付けられるような頭痛が特徴的で悩まれている方も多くいるかと思います。

今回は側頭部に出る頭痛の予防によく咀嚼する事が大切だというお話をしていきたいと思います。

 側頭部の頭痛の原因

側頭部の頭痛では、側頭筋や咬筋などの咀嚼筋の筋緊張が大きく関わっている場合が多くあります。

まず側頭筋がどこに付いているかというと、下顎骨から側頭骨についています。

側頭筋は側頭部の広い範囲から顎に付着しています

側頭筋は咀嚼筋と呼ばれる筋肉の一つで、食べ物を噛む時にはたらきます。

この筋肉が硬くなると側頭骨部の筋膜の緊張が強くなり、側頭部の頭痛が発生しやすくなるのです。

 側頭部の頭痛の原因②

それに加え咀嚼筋には上記した側頭筋の他に「外側翼突筋」という筋肉が含まれており、この筋肉は下顎骨から蝶形骨に付着しています。

顎の内側に付いているのが外側翼突筋です

この外側翼突筋が硬くなると蝶形骨という脳の下にある骨の動きが制限されます。

そして蝶形骨の動きの抑制はこめかみ部分の頭痛と関連があるので、考慮しておくと施術の幅が広がりますのでよかったら参考にしてみてください。

 食事中、よく噛む事が頭痛の予防になる

この2つの筋肉に共通することとして、「咀嚼する時に働く」という事が挙げられます。

咀嚼筋でもなんでもそうなのですが、筋肉は使わないと弱くなります。

そして筋力が低下すると筋疲労が起こりやすくなり、硬結(筋肉のこわばり)が発生しやすくなります。

硬結が発生すると筋膜などを引っ張り痛みにつながるので、筋疲労が起こりづらくするために、普段からしっかり咀嚼回数を多くして咀嚼筋を鍛えておくと頭痛の予防になります。

また咀嚼回数を増やすことにより他にも様々な恩恵が受けられます。

咀嚼回数を増やすことにより、唾液の分泌が増え炭水化物の消化が進みますし、口腔内の細菌の発育を抑える事も出来ます。歯の汚れを落としエナメル質の保護を行うなどの効果も期待できます。

特に歯の保護により、噛む力の維持も期待できますので、全身の筋発揮に影響を及ぼすことができます。(噛む力が弱くなると全身の筋力が低下する可能性が研究で示唆されています)

 まとめ

側頭部の頭痛の施術に関しては様々なアプローチの方法があります。

今回ご紹介した、側頭筋や外側翼突筋は咀嚼筋に分類されます。

この筋肉に着目すると筋肉のケアはもちろんのことですが、食生活の改善や食べ方などを指導してあげるといいのかなと思います。

ぜひ参考にしてみてくださいね。